nikita

(左から)ユリア、ダーシャ、ナナ

今回、キエフを再度訪れて、しつこく二度目のインタヴューを試みたのは、NikitA(または、ДАША АСТАФЬЕВА & NikitA)。ミュージック・ビデオに現れるダーシャ、ナナ、ユリアの三人はちょっと近寄りがたくも感じられるセクシー美人なのですが、お話を始めると、とっても気さくでかわいい女性。「ウクライナにはどうして美女が多いのか?」というのは、僕の研究論文テーマでもあるのですが(いったいどこで発表したらいいのだろう?)、やはり美女に関する疑問は美女に訊け(!)と質問を投げつけてみました。

 

黒いドレスのチラリズム

ガイド:
昨年の7月に、あなたたちにインタヴューしましたね。再度、みんなに会う機会が出来て、嬉しいです。

全員:

ありがとう!

ガイド:
nikita

(左から)ユリア、ダーシャ、ナナ

新しいクリップ「 СИНЕЕ ПЛАТЬЕ(シニエ・プラチエ)」を見せてもらいました。これは、「青いドレス」という意味ですよね。

СИНЕЕ ПЛАТЬЕ(YouTube)

 

全員:
ダー(その通り)!

ガイド:
でも、みんな、クリップでは、黒いドレスを着ていますよね。どうして?

ユリア:
それは秘密のようなもの。

ダーシャ:
人生の全ての事には、二面性があるのよ。

ガイド:
なるほど。意図的に青色を隠したのですね。サウンドはとてもアップビートで、ビデオはチラチラしています。日本語ではチラリズムと言います。瞬間のエロチシズムとでも言いましょうか? これは何かからインスパイアされたのですか?

ダーシャ:
これは私たちにとっても新しい経験だったわ。アレキサンダー・シャピロという新しい監督によってディレクションがなされたの。彼はとても才能があって、クリエイティブ。彼の作品を見たら、彼はとてもアンダーグラウンドで、アートに対する見識を持っている。私たちのパフォーマンスとアートの新しい部分よ。

ナナ:
これは、私たちが起きた朝についての物語。何処にいるのか分からなかった。私たちは、人々はとてもイカれていて、みんな好きな事をしている別世界にいるの。

ユリア:

私たちの周りには6台のカメラがあって、どのカメラが撮影しているかは分からなかった。私たちはただ楽しんで、カメラはただ重要なシーンを捉えたの。

ダーシャ:

私たちは、パーティーのゲストとして呼ばれたの。

ナナ:
私たちは何も計画を知らされず、即興だったの。

全員:

素晴らしかったわ。

ガイド:
あなたたちのプロデューサーでもあるユリィ・ニキティンの誕生日へのサプライズ・プレゼントだったと読みましたが。だから、秘密にされたのですよね。彼の反応はどうでしたか?

ダーシャ:

私たちのように誰もユリィの事を分かっていないから、静かな反応だったの。彼は、私たちの友だち、父親、そして母親(笑)……彼は私たちの事が分かっているし。ちょっとしたお楽しみだったの。

 


人生はゲーム

ガイド:
nikita

(左から)ナナ、ダーシャ、ユリア

あなたちの新曲「Игра(イグラ)」のクリップも見ました。意味は、「ゲーム」ですよね。それは、男女間のゲームについてですか?

Игра(YouTube)

 

ユリア:
そんな感じ。人生はゲームのようなもの。

ナナ:
私たちは、全ての男性たちにシャイにならないで(!)っと頼んでいるの。私たちと遊んで! でも、単なる男女関係の話ではないわ。私たちがしている全ての事は、ちょっとした遊びがある。

ダーシャ:

車と女性は、男性のお気に入りのゲームだと思う。ベストな車をいっしょに見せるのはいいアイデア。このビデオでは、全てはシンプル……車、私たちの動き、ココ・シャネルのような黒い服。私は、シンプルなものが好き。

ナナ:
女性のボディーと車のボディーを対比しようとしたの。女性がチャーミングな時、男性だけではなく、車もコントロールを失うの。車でさえ、点火するわ。

ガイド:
nikita

(左から)ユリア、ダーシャ、ナナ

確かに、このクリップは、女性のフォルムの美しさをまるで車のフォルムの美しさのように表現していますね。これを見るまで、実際そんな風に考えていませんでしたが、目から鱗でした。あなたたちが以前出した「Машина(マシーナ)」も車をモチーフにしていましたね。

 

ナナ:
ちなみに「Игра」の英語版は、「Johnny」というタイトルでリリースするわ。

ガイド:
みんな、メタリックなアクセサリーを盛ったボンテージを着ていますね。コスチュームは気に入りましたか?

ナナ:
先ず最初に、これらは思い切り重いの! コンサートで、私たちがステージで動くと、地響きがするくらい。

ユリア:
私たちは、揺れているの。

ダーシャ:
コントロールを失わないようにいつも気をつけないといけないの。大きな力で動いたら、飛ばされそうになる。

ナナ:
新しいデザイナーとの初めての仕事なの。

ダーシャ:
これは私たちにとってはとっても新鮮なコスチューム。いつもなにか特別なものがあったけど、これは体型を維持するのに役に立つの。

ユリア:
撮影前には、3人とも凄くエクササイズしたわ。

ガイド:
ビデオは同じアレキサンダー・シャピロ監督によるもの?

ナナ:
いいえ、違う監督。彼の名前は、オリェク・ヴォルシェヴスキィ。彼とは初めてだったから、一種の新しい試み。

ダーシャ:
彼は詳細にとても気を払うの。ファッション系の監督は、美しい映像を見せたがる。彼は映画監督だから、プロットを考えるの。彼は、今ではなくて未来を見据えているの。

 


自由なドイツ人

ガイド:
ドイツでのツアーを終えたばかりですよね。

ダーシャ:
そう、昨日、ドイツから帰国したの。

ユリア:
たくさんのコンサートをしたわ。いい経験が出来て、興奮している。

ガイド:
ヨーロッパの中で、どうしてドイツを選んだのですか?

ナナ:
それは私たちのならわし。昨年もドイツでツアーをして、彼らは私たちに戻って来て欲しいと。私たちの歌を知っているし、一緒に歌ってくれるの。

ガイド:
ドイツの聴衆の反応はよかったですか?

全員:
はい!

ナナ:
彼には自由の精神が宿っています(笑)。幼少時代から、映画から、ドイツ人はなんでも出来て、裸体に対しても恥ずかしがらない事を知っているわ。

画家ダーシャ、自然の美を求めて

ガイド:
dasha

ダーシャと彼女の絵

ダーシャ、これはあなたが描いた絵?

 

ダーシャ:
dasha

ダーシャと彼女の絵

そう。最近、自由な時間がある時、私はスタジオで絵を描くようにしているの。自分の個展も開くため頑張っているわ。夏から秋にかけて開けたらといいわね。私にとって、静寂を保つために一番いい方法は、アートで自分を表現する事。

 

ガイド:
今まで、何作品くらいの絵を描いたの?

ダーシャ:
dashapic

ダーシャの絵

10点ほど。でも、その内、友だちに上げてしまったものや、売ってしまったものもあるわ。個展のために肖像画と裸体画を描くつもり。テーマは、自然な女性の美。今日、整形などで失ってしまっている。私は、ファッショナブルな女性に自然の美を遺していくためにより自然になってほしいわ。でも描くための時間があまりなくって。

 

どの国が一番、ナルシスト?

ガイド:
美についての話になったので、あなたたちに美について質問があります。ウクライナの美人についての質問。日本にいろいろな国のランキングを発表するテレビ番組(「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」)があります。毎番組、各国の質問に対する答えに基づいてリサーチをします。「どの国が一番、ナルシスト?」というテーマがありました。実際は、人々が一日に何度鏡を見るかを訊いていました。さて、どこの国が一番でしょう?

ダーシャ:
二つ、あり得るわ。トルコかイタリア。

ユリア:
フランス。

ナナ:
私はロシアだと思うわ。

ガイド:
誰も正解ではありません。答えは、ウクライナ。これは意外?

全員:
ほんと! 信じられない。ノー! ワーゥ。

ナナ:
私は朝に歯を磨く時、夜にシャワーを浴びる時だけしか、鏡を見ないわ。それらとダンスのリハーサル。鏡を見る習慣はないわ。

ユリア:
(申し訳なさそうな顔で……)鏡を何度も見るのが私の習慣。どうして直したらいいか分からない。

ダーシャ:
元カレがいつも鏡を見ていたから、この習慣が大嫌いなの。時々、ナナは私に「ダーシャ、鏡を見なさい。お化粧を直さないと!」って言うの。

 


どうしてウクライナには美女が多いのか?

ガイド:
nikita

NikitA

僕は色々な国々を訪れました。ここに来て、ウクライナの女性はとびきりに美しいと思います。何人かの人たちにどうしてそうなのかと尋ねているのですが、その理由はまだ明白ではありません。ある人は、「ウクライナの歴史に於いて、ウクライナは違う地域からの人たちの交差点となったから」と言い、またある人は、「ウクライナでは、一時期、女性が男性よりも多かったから」と言います。これに関してあなたたちの見解が聞きたいです。

 

ダーシャ:
先ずは、あなたのウクライナへの愛に大きな感謝を伝えたいです。あなたのInstagramでの全てのイメージを見てきましたが、どうしてそんなに遠くにいるのにあなたの愛を示してくれるのかなぁと思っていました。

歴史には色々な言い伝えがあります。幼少時代に聞いた一つの言い伝えがあります。ウクライナのコサック(戦士集団)は、世界中の国から一番の美女を集めてきたの。ウクライナの歴史的にも大変重要なコサック発祥の地として知られるザポロジエの近くで、コサックたちは、ボートをつけて、結婚のために美女たちを連れてきたの。それら夫婦は、ウクライナに住み着くようになったの。だから、ウクライナの女性はどうして美しいかって外国人たちは不思議がるわけ。小さい頃に聞いた話だけど、今でも覚えているわ。

ナナ:
私も違う民族の血が混じる事は助けていると思うわ。ウクライナの女性が外国人と結婚すると、子供たちはとても美しくなるのに気づくわ。

ガイド:
nikita

NikitA

ウクライナ人は自分たちのルーツについて知っているのですか?

 

ナナ:
ウクライナでは、今、ルーツを探る事はとても人気があるわ。自分たちの先祖を見つけるために行ける場所があるの。私も自分の家族のルーツを求めて、おばあちゃんと話したわ。

ガイド:
ウクライナの女性がどうして美人なのかを説明できる、いいアイデアを貰いました。ありがとう!

【関連記事】
セクシーなだけではないNikitAにインタヴュー (All About)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。