ブラジルのお金の種類

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ブラジルの通貨はレアル(Real)。ポルトガル語ではヘアル、複数形だとヘアイスと発音されます。1レアルの下の単位はセンターボ(Centavo)で、1レアル=100センターボスです。

日本円とのレートは、2019年1月現在1レアル=約29円。2010年から2015年までは、およそ40~50円前後で推移していましたが、2015年末から大きく下がり始め、2017年初頭に一旦回復したものの、再び下がっています。
 
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共和国の肖像(Efigie da Republica)の描かれたブラジルの紙幣


紙幣は7種類(1、2、5、10、20、 50、100レアル) 硬貨は6種類(1、5、10、25、20センターボと1レアル)。1レアル紙幣は廃止となり、見かけることはほとんどありません。

紙幣・コイン共に新旧バージョンあるのですが、1レアル硬貨以外は新旧共に流通していて、慣れないと戸惑うほど多様です。更に10レアル紙幣は、共和国の肖像(Efigie da Republica)が表面に描かれた新旧2枚に加え、ブラジルを「発見」したペドロ・アルヴァレス・カブラルの肖像とプラスティックの丸窓付き記念紙幣(2000年発行)も流通しています。
 
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カラフルなレアル札。裏面には動物が描かれている。


通常使うのは、10センターボ硬貨から50レアル紙幣。100レアル札は、あまり流通していなかったのですが、近年の物価上昇で以前より使用頻度が上がっています。ただ、未だに小さな買い物に使用すると、お釣りがないという理由で受け取ってもらえないこともあります。
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ブラジルの硬貨。新旧混ざって流通している。


また、1センターボや5センターボ硬貨もあまり使用されません。代金を10センターボ以下の端数まできっちり払うのではなく、お釣りをもらえないか、おまけしてもらう習慣です。

 

一般的な支払い方法

ブラジルでは、現金に加え、クレジットカード・デビットカード、チェック(小切手)での支払いが一般的です。旅行者は、ブラジルの小切手を作ることができないので、現金もしくはクレジットカード・デビットカードで。J-Debitは日本のサービスなので利用できません。

トラベラーズチェックは、通常の店舗では受け入れていないので、銀行で現金に換えて利用します。ただし、全ての銀行で両替が可能な訳ではなく、また手数料も高いので、あまりお勧めできません。

Visa、Masterなどのクレジットカードは非常によく普及しており、ショッピングセンターやホテルはもちろん、スーパーやレストラン、美術館のチケットブースなどでも使用できます。タクシーはクレジットカードでの支払いが可能な車もありますが、通常は現金払いです。

ブラジルでは、洋服やアクセサリーなどを買う際にもクレジットカードの分割払いがとてもよく普及しています。そのため、支払い時に「利子なしの分割にしますか?」と尋ねられることも多いのですが、残念ながら海外のクレジットカードでは利用できません。

現金は、市場や露天、キオスクなどでの比較的小額の買い物や、タクシーや地下鉄・バスなどでの移動、またチップの支払いに必要です。
 

現金はどれくらい必要?

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グアルーリョス国際空港内にある両替所(サフラ銀行)


円からレアルへの両替は、通常、日本円⇒USドル⇒ブラジルレアル、と一旦アメリカドルに両替えする必要があり、手数料が2度発生します。使わなかった分を日本円に戻すことも考えると、できるだけ両替しない方がお得です。また、防犯上も多額の現金を持ち歩くことは避けるべきとも言えます。

とはいえ、全く現地通貨を持たずに出かけることはできません。特になにかなくとも、200レアル(約5800円)程度は持ち歩きたいもの。それも50レアル以下の小額紙幣が便利です。持ち歩く金額は、タクシー移動の有無など、予定に応じて調整をして下さい。個人旅行者は万が一に備えて、現金は財布にのみ入れるのではなく、数カ所に分けて持ち歩くのが賢明です。

なお、ブラジル国内での米ドルとレアルの両替は、カンビオ(Cambio)と呼ばれる両替所か銀行で受け付けています。国際空港にも銀行や両替所があり、到着後、両替を行うこともできます。ただ長旅の疲れも出るので、初日分程度は日本国内で両替しておく方が、ストレスは少ないと思います。成田空港の外貨両替サービスは、円からレアルへの両替が可能です。
 

お勧めは、クレジットカード&海外キャッシング

クレジットカードがあると便利

クレジットカードがあると便利

手数料や利息を考慮しても、「クレジットカードの積極的な利用+現金は随時現地でキャッシング」の組み合わせが最も便利で安心です。上述のように、クレジットカードはあちこちで利用できますし、キャッシュディスペンサーもどこにでもあります。

近年はワイヤレスの決済端末を使って、席で支払いが出来る飲食店も増えており、カードが盗まれたり悪用される、といった心配も減りました。心配ならば、端末のある場所まで同行して支払って下さい。なお、ブラジルのカードはパスワードを入力するタイプが主流のため、端末が固定の場合は、通常レジで支払います。またキャッシングをする際は、ショッピングセンターやスーパーなど、屋内のATMを使うようにすると、より安全です。

なお海外キャッシングは、カード会社により、「ご利用枠の設定済の方のみ使用可能」といった規制のかかっている場合もありますので、出発前にご自身のカード会社にご確認下さいね。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。