適度に隠して“スマートな暮らし“を実現

人気の高いオープンなLDK。乱雑になりがちなキッチンのカウンター部分は、隠した方がすっきりとした印象を与えられます

人気の高いオープンなLDK。乱雑になりがちなキッチンのカウンター部分は、隠した方がすっきりとした印象を与えられます


人とのつながりを大切に考える団塊ジュニア世代は、最も身近な家族関係を重視します。この世代には、リビング・ダイニングとキッチンがひと続きの「オープンLDK」が家族の気配を感じられるうえ、空間を広く見せることもできるので人気のプランです。でも一歩間違えると、キッチンの生活感がリビングから丸見え…ということになりかねません。特に空間自体を広く取れない場合は、部屋の隅々まで目に入りやすいので注意が必要です。

キッチンの近くにユーティリティがあれば、家事で使う細々としたものも収納できて便利。ワークスペースを設けて趣味を楽しんでも

キッチンの近くにユーティリティがあれば、家事で使う細々としたものも収納できて便利。ワークスペースを設けて趣味を楽しんでも

そこでポイントとなるのが、キッチンを見せながら隠すというプランニング。キッチン扉や収納スぺースは、リビング・ダイニングと素材や色調を統一することで、インテリアの一部のように見せると良いでしょう。生活感が出やすいシンクやコンロなどのキッチン設備機器は、リビング・ダイニングから見えないように、隠してしまうのがおすすめ。隠した方がすっきりと見えるため、空間を面積以上に広く感じることができるうえ、調理中に突然の来客があっても慌てずにすみます。

また、スマートな暮らしに欠かせないのが収納の工夫。食器やカトラリーを片付けるカップボードはダイニングに、家事で使う細々としたものはユーティリティへ、と適した場所に適した収納スペースを設けると良いでしょう。

“広く見せる工夫”で開放感を味わえる住まいに

一方の壁がない「オープン階段」なら、リビング内にあっても圧迫感を与えません

一方の壁がない「オープン階段」なら、リビング内にあっても圧迫感を与えません


余分なスペースのない「私サイズの家」を、狭苦しいと感じるか、面積より広いと感じるかは、設計の工夫によって左右されます。ここでは広く感じさせるための具体的な方法を二点ご紹介しましょう。

まずは「建具のサイズ」です。床から天井まである高いドアやカーテンを使用すれば、広さを感じる空間が演出できます。特にドアは天井までの高さのものにすると、開けたときに隣接する空間と天井がつながるため、開放感と一体感を演出します。

次は一方に壁のない「オープン階段」です。壁をつくらないことで光と風を部屋へ誘い、視線の抜けを生み出します。最近はリビングの中に階段を配置するプランが多く見られますが、部屋の中に階段があっても圧迫感を与えないため、開放感を損なわないプランになるのです。

このようなさまざまなプランを、無理なく間取りに取り入れるのは、設計自由度が高い工法でないと難しいこともあります。木造住宅なら数センチ単位の細かいプラン調整が可能なので、これらの工夫を活かした快適な住まいを建てる事が可能です。

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