トイレリフォームは、水まわりだからこそ、狭いからこその注意が必要です。中には素材選びで失敗し、数年でやり直しになってしまったケースも。今回はガイドYuuが見てきたトイレリフォームでの失敗!ワースト8、そして成功のワンポイントアドバイスをご紹介します。
 

無垢の床材が、たった1年で黒い染みだらけに
〈トイレリフォームの失敗−その1〉

便器掃除

便器の周辺の床には、アンモニアはもちろん、強力な洗剤などが広い範囲に飛び散る。

リビングや廊下をパイン材の無垢フローリングにリフォーム、トイレも同じ床材に張り替えることにした。

不安はあったが、他の部屋と同じようにナチュラルな雰囲気にしたかったのと、トイレマットを敷けば大丈夫と思い決行。仕上がりは想像通りのイメージで、とても気に入り満足な結果になった。

しかし1年も経たないうちに、トイレマットの周辺が黒ずみ始め、マットを外してみると、マットの縁に沿って、まだらに黒い染みができている。家族は全員座って用を足すのだが、来客にまでは強制はできず。すぐに掃除はしていたが、完璧にはふき取れていなかったらしく、いったんついてしまった染みはどうしても落ちない。

結局あまりに汚らしいので、ホームセンターで似たような柄のビニールシートを買ってきて、床に敷いているが、これなら最初から別の床材でリフォームしておけばよかったと後悔している。
 

いつも水滴で濡れている便座、その正体は?
〈トイレリフォームの失敗−その2〉

手洗い

タンクの手洗いで手を洗うなら、タオル掛けの位置をよく考えて。

トイレリフォームの際、中に手洗い器が欲しかったが、予算オーバーしたため、タンクに手洗いが付いているタイプの便器セットを取り付けた。

その際、トイレ用アクセサリーも全て新しい物に交換。おしゃれな雑貨店で買ったアイアン製の紙巻器とタオル掛けを、壁に並べて取り付けた。

しかし、リフォーム後しばらくして、たまに便座に水滴がついて濡れていることに気が付いた。何だろうと思っていたが、手洗いで手を洗った後、濡れたままの手をタンク上からタオル掛けまで移動させる際、便座や床の上に水滴が垂れていることがわかった。

濡れた便座は、水滴とわかっていても気持ちが悪いので、結局タオル掛けを移動させたが、壁紙に元の取り付け跡が残ってしまった。
 

狭くて掃除がしにくい、男性陣にも大不評
〈トイレリフォームの失敗−その3〉

リフォーム便器

トイレリフォームでは便器のサイズに注意。タンク付きは奥行きが大きい。

トイレのリフォームをするにあたり、ショールームで実際に体験。ゆったりとした大型で、値段の安いタンク付きの便器を選んだ。

快適にはなったのだが、もともと階段下で狭いトイレ内は、大きな便器でいっぱいいっぱい。床の掃除をしようと屈むと、洗浄便座の操作部に頭をぶつけたり、便器の後ろ側に手が届かなかったりで、毎日掃除に苦労している。また便器の前に立った時のスペースが狭いので、男性陣には不評のリフォームとなってしまった。

照明、窓、収納、スリッパなどの細かい部分の配慮不足が原因
〈トイレリフォームの失敗−その4~8〉

暗いトイレ

トイレリフォームは照明も大事。暗すぎると健康チェックができない。

●失敗例-4 雰囲気のある間接照明にリフォームしたら、暗すぎて健康チェックができない。

●失敗例-5 明るくしようとリフォームの際に窓を大きくしたら、外からの視線が気になるようになった。

●失敗例-6 トイレットペーパーや衛生用品の収納を吊り戸棚にしたら、便座に座ったままでは手が届かない。いちいち立ち上がるのが大変なので、床置きの小さな収納家具を買ったが、床の掃除が大変な上に、なんだか不潔な感じがしている。

●失敗例-7 他の部屋より一段低かったトイレの床の高さを上げ、廊下から段差無く入れるようにした。バリアフリーにはなったが、扉は内開きのままだったので、ドアを開けるたびにいつもスリッパが引っかかる。

●失敗例-8 掃除をしやすくしようと思い、水が流せるように床に排水口を作った。しかし滅多に水を流さないので、封水が蒸発。下水の臭いが上がってきてトイレ内がいつも臭い。

トイレリフォームで失敗しないワンポイントアドバイス

木のトイレ

トイレは他の部屋と同じ床材では耐えられない。

トイレリフォーム成功のキーワードは、安全、快適、清掃です。

まずは安全に、段差無く入れるようにしておくこと。その際はスリッパが引っかからないようドアは引き戸か外開きにするのがお勧めです。照明はちょっと明るめ、省エネタイプのLEDを選びましょう。

快適性のためには、便器やアクセサリーのサイズにも要注意です。狭い空間の中で、楽に身動きができるよう注意しましょう。更にドアが内開きだと、ますます窮屈になります。

ドアは住宅の場合は外開き、公共施設では内開きが一般的です。ドアの開き方いろいろについては下記でおご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
またトイレは湿気が多い場所です。湿度が高いと臭いが強く感じられますので、調湿、消臭機能がある壁材を選んで、気持ちのいい空間にしましょう。

床は掃除がしやすいものを選ぶのはもちろん、いつまでも美しく保つために、耐水性だけでなく耐アンモニア性の確認も忘れずにしましょう。トイレの床材の選び方については、下記で詳しくご紹介しています。
トイレは狭い空間だからこそ、インテリアの冒険がしやすく、完成度の高い空間づくりができます。ぜひ思い切ったリフォームにチャレンジしてみて下さい。下記にリフォームを成功させるために大切な3つのポイントをご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
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