人生いろいろ、ゲイもいろいろ

ナイジェリアのゲイの活動家

同じゲイでもいろいろ…ということで、世界に目を向けてみると、多様どころではすまない、天と地ほども違う現実があります。こちらは、同性愛者を根こそぎ投獄する法案が成立しようとしているナイジェリアで、キスのパフォーマンスで政府に抗議をするゲイの方たちです。

ゴトウが以前ちょっとだけつきあった人に、こういう人がいました。見た目は誰もゲイだとは思わないようなちょっと頭が薄くなったおじさんで、仕事で使うトラックにはタイガースの旗がついてて、殺風景な部屋に戻ると缶ビールを呑みながらTVで野球を見るという日々。イマドキの男の子よりもよほどノンケっぽい人(ていうかただのおっさん)でした。すぐに別れましたけど…(僕はそのおっさん臭さに「萌え」てたのですが、向こうにフラれました。涙)

これを読んでいるノンケ(ストレート、異性愛者)の方の中にはもしかしたら、ゲイと言えばオネエ言葉をしゃべるなよなよした感じの人(女性のようになりたい人)だと思ってる方もいらっしゃるかもしれません。改めて申し上げますと、ほとんど(たぶん9割以上)のゲイの人はオネエでもないし、まして女装なんてしません(ゴトウが言っても説得力に欠けますが……)。みなさんと同じように会社で仕事して(税金を払って)、ただ帰ってきた時に家で待ってるのが彼女じゃなく彼氏だったりするだけです。

美容師やデザイナーだけでなく、政治家や官僚の中にも、医者や弁護士、会社の重役の中にも、肉体労働者、トラックの運転手にも、スポーツ選手にも、ゲイの人がいます。大勢います(公にしてないだけで)。いつも身だしなみに気を遣ってさわやかな感じの方もいれば、むさ苦しさこの上ない方もいれば、本当にごくふつうの見た目の方もいます。

内面の傾向としては、礼儀正しくて控えめ(「俺が俺が」とか言わない)、暴力や賭け事を嫌う人が多い(なので、DVとかギャンブル依存症とか酒乱で妻子を泣かせる父親よりは、よっぽどいいパパになれるはずなのです、本当は)、アイドルとか芸能・エンタメ好きな人が多い、というくらいのことは言えそうですが、本当に共通項なのは「性的指向が男性に向いている」ということだけです。 

要するに、世間のイメージとは異なり、「ゲイってこんな人」なんてことはひとくちには言えません。その事実が意味するところは、これを読んでるノンケの方にとっては「あなたの職場の隣の席の人もそうかもしれませんよ」(だから不用意にゲイを侮辱するようなことは言わないほうがいいですよ)ということですし、ゲイの方にとっては「多様なゲイにYES!」だよね?ということです。