ほっこりしながらも、どこか寂しさも感じてしまう、ドキュメンタリー映画

■監督
西尾善介
■主演
宗善弘
■DVD販売元
ビデオメーカー

沖縄よりも本島よりにある永良部群島のひとつの島を舞台にしたドキュメンタリー風映画です。

世界一大きな真珠貝の養殖で生計をたてる一家4人の暮らしを描いてます。
独特な親戚の集まり、闘牛、少年の密かな楽しみ、ハリケーンなど、日本でありながら、まったくちがう生活様式、文化をもつ人々の生活を垣間見ることができます。
小舟で移動する人たちや家々の様子などはまるで古代の日本よう。

また、60年代に撮影されたとは思えないほどのあざやかな水中撮影技術もひとつのみどころです。
身一つで潜る海女の美しさに目が釘付けになることまちがいなしです。
沖縄や離島でのビーチを望む暮らし。
都会に住んでいる人なら一度はあこがれたことがあるのではないでしょうか。
この映画には、私たちのあこがれる、太陽とともに寝起きするような、ゆっくりとした時間の流れがあります。

少年がウミガメの産卵を孵化するまでみまもり、海へ旅立つのを見送る一連の流れに、ほっこりしながらも、どこか寂しさも感じてしまう、それがこの映画のよいところです。

どんなに穏やかでも、楽しくても、賑やかでも、せわしなくしていても、100パーセントは得られない。
100パーセントってなんだろう。
どこのどんな人も同じ疑問をもっているのではないだろうか。
そんなことを感じさせてくれます。

この映画を見れば、誰かの人生をうらやむことが無意味に思えてきます。
もし、人生これでいいのかな?
なんて思ったりしたらこの映画を見てください。




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