お手製の京生菓子をお土産に
ここで落ち着きのある佇まいのお店を構えているのが、有職菓子御調進所「老松」です。
代々、朝廷で儀式・典礼を司り、菓子職人を指導していたことで有職菓子を扱っていたのですが、明治になって一般にも和菓子を販売するようになったそう。
（有職菓子……古来の宮廷や武家の札式、故事などにちなんだ菓子で、宮廷への献上したもの。）
現在でも、婚礼や祝儀などのお菓子や、茶席のお菓子、季節の生菓子などを扱っています。
昔、京生菓子は現在のように出来たものを店頭のショーケースに並べて売るのではなく、本来は季節やお客さまの要望に合わせて、オーダーメイドでデザインして作るものだったそうです。
紅花、くちなしなどの天然材料の色素でほんのり色付けした「こなし」という小麦粉などを蒸し器で蒸し、しっとりとした生地にしたものをベースに、手早く、優しく丸めながら餡を包み込みます。
木のへらで筋を付けて仕上げると、てのひらの中にふわっと花が咲いたような上品な京生菓子が
できあがり。
作る人によって同じ工程なのに、表情がまったく違うのも、その人の性格がでるようで面白いものです。
できたての京生菓子は、その場でお抹茶とともに食べることができます。自分で作った生菓子は、
優しい甘さで美味しさもまた格別。
5個作るので、残りの4個は箱に入れてお土産として持って帰ることができます。
■和菓子づくり体験教室
開催時間：10：00～／13：30～
所要時間：約1時間（人数等により異なります）
申込方法：10日前までに予約
最少催行人数：3名
※7月～8月はお休み
費用：2500円
内容：生菓子5個
■「老松」（おいまつ）嵐山店
住所：京都市右京区嵯峨天龍寺
電話番号：075-881-9033
営業時間：9：00～17：00
定休日：無休
アクセス：京福電鉄「嵐山」駅下車、徒歩3分
HP：www.oimatu.co.jp/index.html
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