【不動産売買ワンポイントアドバイス No.006】

外壁のシミ

中古住宅を見学する際には屋根の状態にも気をつけよう


中古一戸建て住宅の購入を検討するときには、屋根の状態にも十分に気をつけたいものです。屋根材の割れ、ズレ、剥れ、浮きなどがあれば、雨漏りの原因ともなりかねません。屋根を含めた全面的なリフォームの実施を前提として購入するのなら、建物躯体の状態を中心に確認すれば良いのですが、そうでない場合には少なくとも目視によって屋根の異常がないかどうかを入念にチェックするべきです。

住宅の屋根には瓦葺き、カラーベスト(彩色石綿)板葺き、亜鉛鉄板(金属板)葺きなどの種類があります。瓦の耐久性はたいへん優れているものの、地震や台風などでズレが生じれば、その下地が傷むことによって雨漏りの原因となることもあるでしょう。

カラーベストは15年~20年程度で交換(葺き替え)工事が必要とされていますが、それが行なわれていない中古住宅も多いものです。ズレや剥れ、あるいは表面にコケが生じるなどして、もっと早く劣化が進むこともあります。亜鉛鉄板などは、3~5年程度の間隔で定期的な塗り替えをしたうえで、20年~25年くらい経ったら交換をしたほうが良いとされています。しかし、それ以前にサビが生じたら屋根材そのものの交換を検討することも必要です。

売主がこれまで屋根のメンテナンスをしっかりとやってきた中古住宅なら、あまり問題が生じることはないでしょうが、それが疎かにされている例も多いだろうと思います。外壁など、外から見えやすい部分だけが直されていることもないとは限りません。屋根の破損や劣化、その兆候などを見落とさないようにしたいところですが……。

しかし、必然的に屋根は地上から確認しづらい箇所であり、確認するといっても物理的に困難なケースも多いでしょう。建物から少し離れて屋根が見える場所を探してみる、隣地などにマンションやアパートがあれば階段を上がらせてもらう(もちろん無断侵入はいけません)、近くに高台があれば上ってみるなど、できる範囲の手段は試してみることが大切です。

その際に望遠ズーム付きのデジカメや双眼鏡などを持参すると便利かもしれません。ただし、不審者に間違われれば厄介ですから、住宅地の中で双眼鏡を使うときには家族連れで行くほうが無難です。自分自身で十分な確認をすることができず不安が残る場合には、建物検査の専門家などに依頼をすることも検討してみましょう。


関連記事

不動産売買お役立ち記事 INDEX

中古一戸建て購入~中古物件見学のポイント
外壁のシミ、カビ


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。