低コストのインデックスファンドのシリーズを活用する

投信積立では、どんな投信を積み立てるのがいいのでしょうか。篠田さんは、低コストのインデックスファンドシリーズで、日本株、外国株、外国債券に分散投資することを勧めます。

インデックスファンドの例

インデックスファンドの例



「インデックスファンドは、購入手数料や信託報酬などのコストが安いうえ、各ファンド値動きをチェックすることで、マーケットの動きがつかめるようになるという利点もあります。そこで、まずは日本株、外国株、外国債券のインデックスファンドに分散投資することから始めるのがいいでしょう。また、リーマンショック以降は、コモディティ(商品)や不動産などの代替資産の存在が大きくなっていることから、投資額の一部をコモディティや不動産のインデックスファンドに分散投資してもいいかもしれません」
篠田さんが考えるポートフォリオの例

篠田さんが考えるポートフォリオの例



ポイントは、日本株、外国株、外国債券を同じ比率で積み立てること。
「代替資産にも投資する場合は、日本株と外国債券を3分の1ずつ、外国株と外国リート(不動産透視信託)を6分の1ずつ積み立てることから始めてみましょう。外国株はできれば先進国と新興国とを同じ比率で積み立てたいところです」

他の資産を組み込む場合のポートフォリオの例

他の資産を組み込む場合のポートフォリオの例



401Kに加入している人は、401Kと違う投信を積み立てる

職場に確定拠出年金制度(DC)がある場合には、「DCのラインアップにあるものは、自分で投信積立をする時には使うべきではない」と、篠田さんはアドバイスします。

「自分で資産運用をして将来に備える、いわゆる“自分年金”の運用は、税制優遇のしくみがあるDCでの運用にはかないません。DCのラインナップに日本株や外国株、外国債券のインデックスファンドがある場合には、それを活用し、自分でやる投信積立ではDCのラインアップにないものを選ぶようにするといいでしょう」

次は、投信積立の始め時と売り時について解説します!

教えてくれたのは……
篠田尚子さん
リッパージャパン シニアリサーチアナリスト
慶應義塾大学法学部卒。国内銀行にて投資信託、変額年金保険などの個人向け資産運用相談業務を担当。2006年リッパー・ジャパン(トムソン・ロイター・マーケッツ)入社。投資信託のデータ分析を担当した後、現職。

監修/篠田尚子(リッパージャパン シニアリサーチアナリスト) 取材・文/大山弘子  
イラスト/竹松勇二 パネルデザイン/引間良基

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。