プレゼンテーション/効果的なプレゼンテーション

代表作になる10分間プレゼンテーションをつくろう(2ページ目)

本日のご提案は「自分の代表作になるような、一世一代の10分間プレゼンテーションをつくろう」というものです。たとえば、経営者ならば自分の会社について。たとえば、営業マンならば自社の主力商品について、10分間の最高のショーをつくりあげる。時間をかけてでも、代表作をつくることには大きなメリットがあります。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド


代表作プレゼンをつくる理由2:言葉の密度が高くなる

プレゼンの時間は10分間。人前で話した経験が少ない方にとってみれば、10分という時間は長く聞こえるかもしれません。でも実際は逆。やってみると、10分はあまりにも短い。なにしろ、代表作に選ぶほどのテーマです。語るべきことはたくさんある。だから、その溢れるほどのコンテンツのなかから、600秒だけ話す内容を選ぶのは至難の業です。

つまり、プレゼンのコンテンツづくりは、切り捨てるプロセスだということ。自分にとって語ることがたくさんあったとして、そのどれが重要で、どれが優先順位2位以下なのか? それを見定める過程を通じて、メッセージ研ぎ澄まされていくわけです。

代表作プレゼンをつくる理由3:いつでも即興で語れるネタになる

一旦つくりあげた言葉は、あなたの資産になるのです。だから、10分間プレゼンのために研ぎ澄ました言葉は、30分で語る際も、60分で語る際も活用できます。インタラクティブに話す際も、同様に使えます。

代表作プレゼンをつくる理由(番外編):動画にしたり、原稿にしたりして公開できる

つくりあげたプレゼンテーションをたとえば動画で撮影してYoutubeにアップすることもできるでしょう。文章に書き落として、ホームページやブログにアップすることもできます。そうすることで、対面でのプレゼンだけでなく、多くの場面で関係者に聞いてもらうことができます。

ひとつの事例ですが、ある経営者は自分が事業をおこなう理由・ミッションを10分間プレゼンテーションにまとめ、それを原稿に落としてブログに書き込みました。すると、なんと1日でFacebookで200シェアされたとのこと。心を込めたプレゼンテーションが、人の心を打った典型的な事例でしょう。

良いと思ったら、まずつくってみる

私は、様々なかたちで10分間プレゼンづくりのサポートをしてきました。コンテンツを引き出すお手伝いもしてきたし、一旦作ったものをブラッシュアップすることもサポートしてきました。そのなかで感じるのは、とりあえずチャッチャとつくったほうが早いということ。練り直しはいくらでもできるのですから。

あなたも、代表作になる10分間プレゼン、つくってみませんか?
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