歌舞伎座新会場 柿葺落四月大歌舞伎

銀座歌舞伎座は老朽化のため3年間の建て替え工事を終え、四月二日から柿葺落(こけらおとし)公演を開幕。オフィスビルを併設した複合施設として新たなる歌舞伎座の歴史がスタートした。
2

 超高層のオフィス棟を併設した新歌舞伎座     ●クリックすると拡大します。

今回の公演を目前に市川団十郎、中村勘三郎という歌舞伎界の貴重な人材を失うという悲しい出来事も記憶に新しい……う~ん、さぞかしこの柿葺落公演を心待ちにしていただろうに、と思うと残念無念。

地下鉄東銀座から直結した歌舞伎座アクセス

さて、五代目となる歌舞伎座は六本木・東京ミッドタウンや青山・根津美術館の設計で注目の建築家:隈研吾氏だ。
事前の情報によると「極力以前の歌舞伎座を再現した」という隈氏設計の五代目歌舞伎座。建て替え前の歌舞伎座に愛着を抱いていた筆者にとって公演演目はもちろん、リニュアルされた建物・デザインはどんな感じなのか?見ようと早速東銀座に向かった。と、いうのも今回の公演チケットをやっとの思いで手に入れたのだ。とにかく演目も新しい内装も楽しみなのである。
4

地下鉄コンコースの掲示された公演演目              ●クリックすると拡大します。


東京メトロ日比谷線東銀座駅改札を抜け、[3番出口]に向かうと駅から直結した新しい歌舞伎座地下広場:木挽町広場に繋がる。
3

3番出口の角を曲がると歌舞伎座地下広場             ●クリックすると拡大します。

駅から歌舞伎座地階に直結したことは足の弁が格段に良くなった。高齢者や障害者の方々への配慮が一因だろう。
5

正面に地下広場:木挽町広場がひろがる              ●クリックすると拡大します。


伝統と再現の歌舞伎デザイン

木挽町広場は歌舞伎の伝統であるエンジ色に覆われた柱や壁面内装、中央には歌舞伎座定紋「鳳凰丸」を描いた大きな提灯が吊るされ、江戸情緒の雰囲気の中多くの来場者で大賑わいだ。
6

鳳凰丸を描いた大提灯がシンボル  ●クリックすると拡大します。


周辺のコンビニやお店は雰囲気と同調するように外装や調度品がデザインされている。
7

コンビニのエントランスも「歌舞伎」風に。    ●クリックすると拡大します。

8

店先に設置しているスタンドテーブル。「隈取」を描いた歌舞伎テーブルです。            ●クリックすると拡大します。


エスカレーターで地上へ出るとまずは、歌舞伎座を代々見守ってきた「歌舞伎稲荷神社」に参拝。
9

高齢者や着物姿のお客さんに配慮したエスカレータで一階へ。     ●クリックすると拡大します。

10

知る人ぞ知る「歌舞伎稲荷神社」  ●クリックすると拡大します。


歌舞伎座の敷地の中にあるこの神社は、公演の無事や成功などを祈る神社だが、建て替え工事のため神社の建物とご神体が別の場所に一時的に遷されていた。元あった場所とほぼ同じ位置に建てられ、ご神体を戻す「遷座祭」がおこなわれたとのこと。