漢字検定/漢字検定とは

社会人に求められる漢字能力と漢検の合格率

社会で通用する漢字能力とはどの程度のものでしょう。学校教育や企業の採用・研修などで漢検を活用するケースもありますが、社会人に求められるのは漢検2級レベルです。2級の漢字能力は社会人の基礎能力として必要なスキルとなります。

藤本 正史

執筆者:藤本 正史

漢字検定ガイド

社会人の基礎能力としての漢検

4月、新年度を迎え気持ちをリフレッシュし、何か新しい事にチャレンジしようと考えている人も多いのではないでしょうか。あるいは学生時分を思い出して昔好きだった科目をもう一度おさらいしたいと思っている方も。そんな学習意欲のある社会人には、漢検へのチャレンジはオススメです。漢字の勉強は何歳になってもいつからでも始められます。漢検を取得しスキルアップを図ってみてはいかがでしょう。
漢検取得でスキルアップ

漢検取得でスキルアップ



いざ漢検に挑戦しようと思い立った時、どの級を受ければよいか少なからず悩むと思います。社会で通用する漢字能力、つまり社会人に求められる漢字能力は漢検2級レベルです。

出題される対象漢字は2136字で、常用漢字すべてが読み書き活用できるレベルとなります。

2級の漢字能力は高校卒業程度ですが、高校生の受検状況としては準2級の受検者数が最も多く、次が3級、その次が2級、といった具合です。高校生にとってみれば、漢検を取得したということが進学や就職などでアピールできるので漢字学習の動機付けにつながります。

大学・短大・専修学校の入試において、漢検取得を人物評価・能力評価の基準のひとつとしている学校も多くあるようです(2013年漢検協会調査による)。

一方、社会人にとっては、さまざまなビジネスシーンで漢字は必要不可欠です。日々のメールはもちろん企画書や報告書などで文章を書く業務は少なからずあるでしょう。誤った漢字を使って指摘されたり、たかが漢字で恥はかきたくないものです。ましてやお客様向けの資料だった場合、誤字脱字が目立つようであれば信頼も失墜してしまいます。社会人として基礎的な漢字能力は身に付けておくべきでしょう。

社員教育や新卒採用で漢検を活用している企業もあるようです。漢検協会の調査によれば、東証一部上場企業1673社のうち116社が「漢検を活用している」と回答しています(2011年12月時点の東証一部上場企業)。

詳細は漢検HPの「企業における漢検資格活用状況調査」を参照してください。
www.kanken.or.jp/kanken/investigation/enterprise.html

※漢検(日本漢字能力検定協会)のウェブサイトは公益財団法人への移行に合わせ2013年4月1日にリニューアルされました。トップページはこちらです。
www.kanken.or.jp/kanken/
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