シンプルライフ/モノを減らす・片付ける

春休みはモノを減らすチャンス!

春休みは、モノを減らしてお部屋をスッキリさせるための絶好のチャンスです! お子さんと一緒に、新年度に向けて、お片付けしてみませんか?

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

お片付けのチャンス! 春休み

宿題のない春休みは、お片づけのシーズン!

宿題のない春休みは、お片づけのシーズン!

幼稚園以上のお子さんをお持ちのお宅にとっては、楽しい春休み。春休みは学校の宿題もないことが多く、受験生は試験から解放され、のんびり過ごせる期間です。

そんな春休みは、増え続ける子供のモノを減らす絶好のチャンスです! お子さんと一緒に、新年度に向けて、お片付けしてみませんか?

春休みが片付けのチャンスなのは、なぜ?

小さくなった服、もう見ない教科書やプリント、作品……。全部とっておくことは不可能

小さくなった服、もう見ない教科書やプリント、作品……。全部とっておくことは不可能

日本は、学校も職場も、4月をスタートとする「年度制」でスケジュールが組まれています。3月に卒業し、4月に入学・入社する人がほとんどです。すると3月下旬には、多くのお宅で大量の不用品が発生することになります。ここで処分しないと、制服や運動着、教科書や参考書、ノート、通園・通学用品など、譲る人がいなければこの先絶対に使わないモノたちが、家の中に滞留してしまうことになりかねません。

また、日に日に暖かくなる春休みは、分厚いコートをクリーニングに出したり、保管収納する頃でもあります。また、子供服はサイズが合わなくなるのが早いもの。衣類の点検をしつつ、着られなくなった服を処分するよい機会でもあります。

春休みの片付け・進め方

大量のモノを、どこから手をつけていいか途方に暮れてしまわないために、片づけ・処分するジャンルを大きく3つに分けて取り掛かりましょう。それは、「紙でできたもの」「布でできたもの」「その他」です。とくに紙と布は、資源ゴミとして処分することが多く、また全体の中でのボリュームも大きいことから、これらを処分すると、一気に片づけがラクになるからです。どちらか多い方を先に片づけていきましょう。

春休みの片付け・用意するもの

ゴミ袋や結束用の紐を用意して、準備万端!

ゴミ袋や結束用の紐を用意して、準備万端!

・お住まいの地域のルールに合わせたごみ袋
・紙類を結束する紐
・ゴミ収集の日程を調べたメモ
この三つを用意したら、片づけ開始!

不用品は譲る人の名前を書いて分けておく

あげる人の名前を書いて袋分けしておく

あげる人の名前を書いて袋分けしておく

まだ着られる服や本で、譲り先に心当たりのあるモノについては、袋や箱などに分けておき、譲る相手の名前を明記して、取り出しやすい場所に保管します。なるべく早めに連絡して、「持って行く・送る・取りに来てもらう」のいずれかを決めましょう。

譲るあてのないモノは処分する

「まだ新しいから、誰か使う人がいたときのために」というような理由で、やたらにモノをとっておかないようにしましょう。それをやっているとキリがありません。今、譲るあてのないモノは、潔く処分しないと、それは5年でも10年でも家に居座り、不要な空間を消費することになります。

捨てられない子供のために

勝手に処分すると、子供とはいえトラブルの元。モノを処分する作業は、なるべくお子さんと一緒に進めます。このとき問題となるのが、「捨てられない子供」の存在です。明らかに飽きて遊ばなくなったおもちゃや服も、いざ捨てるとなると「捨てちゃダメ!」とダダをこねるお子さんは多いものです。子供なりに愛着があるんですね。その場合は、なるべく無理矢理捨てたりせず、下のような方法での保管をおすすめします。

保存するモノは「圏外」に

「使わないけど捨てられないモノ」は「圏外」へ

「使わないけど捨てられないモノ」は「圏外」へ

お子さんのモノに限らず、いろいろな理由で捨てられないモノ、とっておかなければならないモノについては、なるべく「圏外」での保管がベターです。「圏外」とはここでは、「ベッド下・天袋・床下収納・ベランダ」などの、「取り出すのが面倒と感じる、生活圏外の空間」を言います。通常の収納家具や押入れ・クロゼットを、これらの「今は使わないモノ」で埋めてしまうと、「今」の生活が犠牲になってしまうからです。くれぐれも、紙袋や段ボールに入れたまま、部屋の隅に積んでおいたりしないように努めましょう。

いつか巣立つ日のために

春休みに子供に片づけをさせるのは、不要なモノを減らすことで、子供部屋が広々とし、遊びや勉強が楽しくできるようにするためですが、もう一つ、最終的な目的があります。

それは、いつか彼らが巣立つ日のため。

どんなに愛着のあるモノも、すべてを持って独立することはできません。実家に置いておくこともできますが、それもある程度まで。あまりに多くのモノは、残された両親の生活を不便なものにしてしまいます。
いつか彼らが親元を離れ、自分の人生を切り拓いていく日、彼らを力づける本当に大切なものだけを残すため、毎年、春休みにお片づけをしていきましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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