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働き方別! ママのお小遣いと買い物事情(3ページ目)

よく、「ママは、自分のお小遣いはあまりない」と言われたりしますが、ママが仕事をしているかどうかによっても、差があります。また、買い物の仕方も、働き方によって随分異なります。では、実際にどれくらい違うのでしょうか? 今回は、ママの働き方とお小遣いの関係、日常の買い物方法の違いについて、具体的な数字でご紹介します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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価格差へのこだわり、どれくらい?

このチラシのお店、安いけど仕事帰りじゃ寄れないな……

このチラシのお店、安いけど仕事帰りじゃ寄れないな……

買い物の仕方にも、働き方による違いがハッキリと現れています。次のグラフは、働き方別の買い物の仕方をまとめたものです。最近の傾向として、PB(プライベートブランド)商品の人気が定着している点は、どの働き方でも同じくらいでした。

差が見られたのは、買い物に行く前に、買い物リストを作ったり、事前にチラシを確認する割合で、最も高かったのは、専業主婦の方です。その他、数円・数十円の価格の差に敏感だと答えた割合も最多です。パート・アルバイトの方も、チラシの確認や価格差への感度など、専業主婦の方と近い割合なのですが、買い物にかけることができる時間、という点では、さすがに専業主婦の方が多いのでしょう。
博報堂「こそだて家族研究所」調査レポートVol.2「ママのワークスタイルと消費」編より図表作成(クリックすると拡大表示します)

博報堂「こそだて家族研究所」調査レポートVol.2「ママのワークスタイルと消費」編より図表作成(クリックすると拡大表示します)


一方、フルタイムの場合は、買い物にかけられる時間が限られているので、「あまり比較検討せずに、決まった銘柄(ブランド)ばかりを買う」(37%)、「多少高くなっても、信頼できるメーカーのものを購入したい」(58%)という割合が高いです。そういえば、私も、毎日食べる食品や洗剤などの消耗品は、他の銘柄も開拓したい気持ちもありつつ、迷っているよりは慣れている方をと、大体同じ銘柄を手にしています。「この前のお店より、ちょっと高い?」と思いつつ、数円の違いなら「ま、いっか」と買ってしまうことも多いのではないでしょうか。そうはいっても、価格を気にしていないわけではなく、いずれの働き方の人も、価格差には敏感という方が半数以上でした。

買い物と資産運用の意外な関係

今の価格は、これから上がる? 下がる?

今の価格は、これから上がる? 下がる?

今回は、働き方別に、ママが自由に使えるお金の額や買い物方法についてご紹介しましたが、実は、買い物に対する感覚は、資産運用においても役立ちます。

例えば、定期預金などを預ける時や、住宅ローンを借りる時などの金利に対する感度も、その1つ。比較する時間が取れるならば、他に有利な金融機関がないかどうか、探してみましょう。

逆に、積立定期や積立投資信託などは、時間がない方にもピッタリです。多少の金利差や基準価格の差は気にせずに、毎月定期的に積み立てると、効率的に貯めることができます。FXやデイトレーダーなど、数円・数十円の価格差に振り回されることは、あまりお勧めしませんが、「お金や運用のことは苦手」と思い込まず、ご自分の働き方、得意分野を活かして、これからも賢いお金の使い方(+殖やし方)をしていってください!

【関連リンク】
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