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プラハのシンボル! 旧市庁舎の「天文時計」

プラハの中心、旧市街広場の一角に立つかつての市庁舎です。増改築をくり返していまの姿になったという建物も興味深いですが、一番注目したいのは、壁面の「天文時計」。仕掛け人形たちが出てくる毎正時は必見です。

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時計盤がまわる不思議な仕組み 旧市庁舎の天文時計

 

 

プラハの中心、旧市街広場の一角に立つかつての市庁舎です。増改築をくり返していまの姿になったという建物も興味深いですが、一番注目したいのは、壁面の「天文時計」。仕掛け人形たちが出てくる毎正時は必見です。

旧市庁舎は、旧市街広場とともに世界遺産「プラハ歴史地区」の建築物として登録されています。この建物、単純な構造ではありません。14世紀頃から何世紀もかけて、市がもとの建物を増改築したり、隣接する舘を買い取ったりしながら現在の姿になったという複雑な建物なのです。この写真も、まるで複数の建物のように見えますよね。

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旧市庁舎で見逃してはならないのが、プラハのシンボルとも言える「天文時計」です(写真の一番右)。複雑な旧市庁舎の建物群の中でも、角にある、塔になっている建物の下部分にあります(塔の上にも時計はありますが)。

15世紀に造られ、いまも変わらぬ姿で時を刻んでいるこの時計。大きな丸が2つ、縦に並んでいますね。いずれも針がまわるのではなく、時計盤がまわる、不思議な仕組みでできています。

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上のほうの時計は「プラネタリウム」と呼ばれるものです。地球を中心に、太陽や月などの他の天体が動き、年月日と時間を示しながら1年かけてひとまわりする仕組みになっています。そう、当時の「天動説」の考えで造られたものなのです。日の出、日没、月の出、月の入りなどもわかるようになっているそうです。

下のほうの時計は「カレンダリウム」。黄道12宮と農村の四季ごとの作業が描かれています。1日に1目盛りずつ動き、1年でひとまわりします。この時期に何をすればいいかわかるカレンダリウムは、農民たちの実用性を考えて造られたのでしょうね。

毎日9時から21時の正時(毎時00分)には、窓からキリストの12使徒たちの仕掛け人形たちがお出ましします。時間が近づくとその瞬間を見ようと観光客たちが集まってきます。ぜひお見逃しなく。

■旧市庁舎
住所:Staromestske nam.1
営業時間:随時
定休日:なし
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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