芸術の都フランスに来たら、絵を持ち帰ってはいかが?

 

 

上の写真のハリネズミを描いた版画は、クリニャンクールのマルシェの中でも、最も古いといわれているエリア「Marche Vernaison」で購入しました。

このエリアはメトロの最寄り駅から降りて最も近い所にあり、いつも観光客や地元の人で賑わう場所です。

個性的な店構えのブースや店主さんが多いのですが、わたしがこれを買ったお店は古道具屋さんといった感じで、あめ色の家具の中に品の良い、人のよさそうなおじさまが椅子に座って本を読んでおられました。

大学で留学していた時のことですから、もう17年も前になります。

版画の題材はご覧のとおり、ハリネズミの親子です。ピーナッツ色の木の根かなにかを食べています。全体的に落ち着いた色調で、それがなんとも飾られていたお店と店主のおじさまにマッチしていて、有名な蚤の市を観て歩くだけのつもりだったのに、彼らを連れて帰りたくなりました。

当時はまだユーロではなくフランで、1フラン=25円くらい。何度か交渉をかさね、20フランで獲得しました。

「こんなに安くしたら、みんなぼくの店で買っちゃうよ」

ボヤキなのかなんなのか分からないことを言いながらも売ってくださったおじさま、ありがとうございます。

買った時からすこし黄ばんでいた地の紙は、すっかり黄ばんでしまいましたが、それでも引っ越しや模様替えのたび、いつも一番いい場所に飾っています。うちの猫が左端をかじってしまった時は、本気で怒りました。

クリニャンクールでは、骨董品や古い家具、食器、雑貨、おもちゃ、手芸品、アクセサリー、ビーズなど何でもそろいますが、せっかく芸術の都に来たのですから、ここはひとつ、絵を持ち帰ってみませんか? きっと旅の思い出とともに、あなたの部屋をやさしく彩ってくれると思います。


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■購入可能な場所
住所:150 rue des Rosiers 93400 SAINT-OUEN
営業時間:土・日・月曜 9時(冬期11時頃)-18時頃
定休日:火曜-金曜
公式HP:http://www.parispuces.com/FR/

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