ポカラに住む人々の生活を知ることができる2つのバザール

 

 

 

 

 

 

ネパール西部の最大の街、ポカラ。ここでは、カトマンズの喧騒とは違い、のんびりした時間が流れています。街の北部には、標高8091メートルのアンナプルナI、標高6993メートルのマチャプチャーレなどが、まるで空に架けられた巨大なスクリーンに映し出されたように、くっきりと見えます。

安い宿の集まるレイクサイドの北側を走るメインロード、Mansawarを東に2キロ歩くと、サバゲリヨ・チョークがあります。歩道の脇を、おおよそ500メートルにわたって露店が埋め尽くし、その反対側には一般の人々が利用する、雑貨や靴や衣料といった、日用品のお店が並んでいます。

露店では、にんじんやジャガイモ、ブロッコリーといった日本人にもなじみの深い、色とりどりの野菜が、所狭しと並べられています。それらをムスタン、ラマ、グルン族などの女性が、赤、緑、青といった派手な民族衣裳を身にまとい、計量器片手に売っています。その他、アクセサリーや、色彩豊かな香辛料なども道端で売られています。

このバザールには、観光客はほとんどいません。外国人向けに用意された「造られた」場所に飽きた方は、異国情緒に浸るため、ぜひ出かけてください。

今度は、レイクサイド沿いを走るBaidam Roadで公共バスに飛び乗り、オールド・バザールに向かいましょう。東方向に走るバスは、手を上げればどこでも停まってくれます。料金は約25円。途中、大通りから、真っ白な峰々がはっきりと見えます。

オールド・バザールは、1キロ程度の狭い道路の両側に、レンガ造りのとても古い家が建ち並び、金や銀製品を扱うお店が多くあります。訪れる人はまばらで、まさに名前の通りの印象を受けます。アクセサリーや装飾品を作る工房もあり、小槌を使った昔ながらの手作りで、職人達が作品と対話をしています。

お店に入ると、様々な製品が並べられており、一般の人々がアクセサリーを手に取り、うっとりと眺めています。中にはガネーシャなどのヒンドゥー教の神々を象った銀の置物や、グルカナイフをモチーフとしたアクセサリーなど、お土産になりそうなものも売られています。

賑わいと静寂、2つの対照的なバザール。ポカラという土地にすむ人々の生活をうかがい知ることができる、これらの通りに出かけてみてはいかがでしょうか。
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