『フランダースの犬』で有名になった「アントワープ大聖堂」

 

ルーベンスの傑作群『キリスト降架』


日本で放送されたアニメ『フランダースの犬』の舞台として物語に登場する教会がここ「アントワープ大聖堂」です。

アントワープ大聖堂 (ノートルダム大聖堂、聖母大聖堂) は、ベネルックス最大のゴシック建築物で、1352年から約170年かけて建設されたそうです。

アントワープの空にそびえる北鐘塔の高さは123mと圧巻。南塔は65.3mで途中で中断してしまったそうです。鐘楼は2005年に世界遺産にも指定されました。

アントワープ大聖堂に入ったら、まずは天井を見上げてください。美しい白い天井に金色に輝く小さな星がたくさん散りばめられています。

 

アントワープ大聖堂の内観


そして、ここでは巨匠ルーベンスの傑作群『キリスト降架』(1611-1614年)の作品を観ることができます。

この大きな絵の前で『フランダースの犬』の主人公ネロと愛犬パトラッシュが天に召されました。

かつて聖堂内では、『キリストの降架』と『キリスト昇架』の両作品の前に厚いカーテンが覆われていたそうです。銀貨を払った人だけに公開が許された絵画だったため、貧しいネロはこの絵を見ることができず悲しみにくれるのです。

『フランダースの犬』の原作者である英国の女性作家ウィーダは、実際に前世紀中盤まで行われていたこの悪しき習慣を、物語の中でネロ少年を通して、さりげなく告発しているといわれています。

美しい有名な聖堂内の作品の背景には深い歴史が刻まれていますので、じっくり解説や、ガイドの方などの説明を聞きながら拝観することをおすすめします。

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■アントワープ大聖堂
住所:21 GROENPLAATS, 2000 ANTWERP, BELGIUM
交通:アントワープ中央駅(ANTWERPEN CENTRAAL)から徒歩20分(約1.5km)、地下鉄グルーンプラッツ(GROENPLAATS)駅から徒歩2分(約0.1km)
時間:平日10:00~17:00、土 ~15:00、日祝 13~16:00
休み:宗教行事中、日曜/祝日の午前
料金:大人 5.00ユーロ、子ども 無料

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