ヴェネツィア貴族の生活を垣間見る

 

 クエリーニ・スタンパーリア財団の中庭

ヴェネツィアには、意外なほどたくさんの緑があります。けれどもその大部分は建物内部、つまり隠れているのです。そんな「秘密の庭」の代表と言えるのが、クエリーニ・スタンパーリア財団にある中庭でしょう。

クエリーニ・スタンパーリア財団は、ヴェネツィアの貴族であったクエリーニ・スタンパーリア家の最後の当主ジョバンニ・クエリーニ・スタンパーリアの遺志をを基に設立された財団で、美術館、図書館、そして中庭が置かれています。(現在はそれに加えて、私立のデザイン・スクールに一部場所を提供しているます)
美術館では18世紀の家具、14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア派の絵画を展示しています。なかでも、ヴェネツィア共和国時代の人々の暮らしが生き生きと描かれているピエトロ・ロンギの作品は必見です。

豊かに広がる庭園空間

 

 

 

 

さて、庭は1階の展示室の奥にあります。1961年から63年にかけて、ヴェネツィア出身の建築家カルロ・スカルパが美術館の1階部分と中庭の改築を手掛けました。
C・スカルパは日本建築に造詣が深く、この庭もどこか東洋風で、茶室の庭を思わせる雰囲気があります。

また、この庭はヴェネツィアを模しているという印象も与えます。館内で構成されていた、建物の正面を流れる運河から引き込まれている水の流れに引き続いて、庭のなかでも水が回遊しています。そして、水盤に面して作られた壁面はモザイクで飾られています。

四方を壁に囲まれており、大きな庭ではないのですが、狭く、圧迫感がある感じはしません。本を片手に出かけ、一日中のんびり過ごせそうな気もするくらいの居心地の良さです。

■クエリーニ・スタンパーリア財団
住所:Santa Maria Formosa, Castello 5252, 30122 Venezia
電話番号:0412711411
営業時間:10:00~18:00
休館日:月曜
HP:http://www.querinistampalia.it

※データは記事公開時点のものです。

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