古代ギリシャと現代が交差する、新アクロポリス博物館

新アクロポリス博物館

新アクロポリス博物館

アテネに行く機会があったら、その度に訪れたい場所となったのが、新アクロポリス博物館です。アクロポリスの南東側に位置し、2009年に開館しました。

古代ギリシャ文化を堪能する

最初に私たちを出迎えてくれる正面アプローチは、発掘された遺跡を見下ろせるようになっており、博物館で過ごす時間のワクワクする気持ちを盛り上げます。強化アクリルガラスの床越しに見える遺跡の上を進んでいくのは、印象的な体験です。

そして、展示物のうち、彫像のほとんどがガラス越しではなく直接見ることができるのもうれしいことです。360°グルグルと周囲を回って、じっくりディテールを堪能することができます。
同行者が誰かが触ったりしてそのうちガラスケースが設置されてしまうのでは、と心配していましたが、それほど間近に接することができるのです。

B・チュミの建築も見どころの一つ

展示物の魅力を引き出すのに大いに貢献しているのが、設計者である建築家ベルナルド・チュミによる空間の演出だと思います。彼のデッサンのひとつに各階をつなぐ導線を描いたものがあるのですが、まるで一筆書きの文字のようです。見学者は館内を回遊しながら、最上階にあるパルテノン神殿のギャラリーへと進みます。

このギャラリーに展示されたフリーズは、本物のパルテノンとほぼ平行に設置されていて、見比べることができるという仕掛けになっています。なんとも贅沢です。

チュミの建築は透明なガラスと量感のあるマッスで構成されたモダンなデザインですが、不思議なほど違和感はありません。それはギリシャ、アテネという長い長い歴史を持った場所の度量の深さのなせる業であり、幸運なことにその風景と現代の建築がうまくかみ合ったからなのではないでしょうか。

■新アクロポリス博物館(New Acropolis Museum)
・住所:Dionysiou Areopagitou 15, Makrigianni District, Athens 11742
・営業時間:
【4月~10月】
・火~日:8:00~20:00(金のみ~10:00)
【11月~3月】
・火~木:9:00~17:00
・金:9:00~10:00
・土・日:9:00~20:00
・休館日:月曜、復活祭の日曜日、5/1、12/25・26
・公式HP:http://www.theacropolismuseum.gr/en

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