好きだから避けてしまう、理想の告白

小学校から高校まで、ずっと一緒だった彼。
自分の片思いの相談や勉強の話など、何でも話し合える仲だった。
今まで男として意識したことがなかったのに、彼が他の女子と喋っていると妙に気になる。
……あぁ、私はきっと彼のことが好きなんだ。
そんな気持ちに気付いたと同時に、二人の距離があまりに近すぎることにも気付く。
想いを告げるタイミングが訪れるわけでもなく、ただいつもの通り振る舞うしかなかった。

そんな折、突然彼の友達から告白される。
断った後日、彼から電話がかかってくる。

『あいつに告白されたんだって?』
「え、うん……」
『振ったらしいじゃん』
「……う、ん……」
『なんで振ったんだよ』
「なんでって……」

あなたのことが好きだから。

そんな言葉を、つい飲み込んでしまう。
そして私はまた、タイミングを失ってしまった。

「あんたにそんなこと、聞かれる筋合いないよ!」

自分の情けなさと無頓着な彼への苛立ちで、思わず電話を切ってしまう。

その一件があったせいで、学校でも会話を交わさなくなってしまった。
毎日のように続いていたメールも途絶え、彼を避ける日が続く。

部活帰りのある夜、最寄り駅のホームで偶然彼に遭遇する。
目が合った途端に胸がズキンと痛くなって、私は足早に改札へと向かい、人気のない駅を出る。
すると突然彼に名前を呼ばれ、思わず足を止めてしまう。
息を切らして近づいてくる彼が一言、

「俺の、ことっ……避けんなよ……!」

必死なその様子に、自分が悪いことをしたような気になって、いたたまれなくなってしまう。
そして彼は、ここじゃ場所が悪いと言って強引に私の手を引っ張り、駅の裏へ連れて行く。

「お前が告白されたって聞いた日、居てもたってもいられなかった。そのイライラをお前にぶつけたと思う」

「でも避けられて、自分の気持ちがちゃんと分かった」

「俺、お前のことが、ずっと好きだっ……」

好きという言葉を聞いて、私は思わず彼に抱きついた。
そしてようやっと、自分の想いを打ち明けることができた。

「私だって、ずっとずっと、大好きだったんだから……!!」


好きだから避けてしまう、どうしたらいいのか分からない。
若い頃にしかできない不器用な恋愛って可愛いですよね。
妄想恋愛が止まりません。


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