房総の観光・旅行/房総の観光スポット

鋸の歯のような険しい稜線を持つ「鋸山」

鋸山は、富津市と鋸南町の境にそびえ清澄山地の西端にあたります。鋸の歯のような険しい稜線で昔から東京湾に入る船の目印とされていました。頂上には、360度の景色が見られる展望台があります。

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広大な空と海を堪能できる絶景スポット 「鋸山」

 

 

県別の最高地点が日本で一番低いのは千葉県です。房総丘陵と言う人もいますが、柔らかな峰が続き、深い山ひだには驚かされます。ゴツゴツの山もあります。ゴツゴツ山のひとつ、鋸山は、変化に富んだ素敵な山です。

かの昔、安房と上総を分ける山でしたが、今でも富津市と鋸南町との境です。山頂までロープウェイがかかっていますが、三角点のある山頂には稜線続きに行けません。いくつかの登山ルートがあり、代表的なのは車力道です。

車力道は大正期まで土蔵や石囲いに使われた房州石の切り出しに使われた道。山容自体も鋸の様ですが、切り出された跡がギザギザになっていて鋸らしさを醸し出しています。

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君津行き快速に乗り、終点君津で更に鴨川行きの緩行に乗り換えて、鋸山を仰ぐ金谷駅がスタートです。頂上までは2キロ、標高差300m。車力道を往復するコースが手頃です。町を抜け、内房線の低いガードをくぐると道脇にカニがいました。カニも鋸山を目指しているようです。

急坂を登り詰めると、館山道のアンダーパスがあり、その横が車力道の登山口となっています。頂木の間から日差しが入り、小径を照らしています。山道には房州石が敷かれ、主に女衆の労働で、車に載せた石を日に3回往復しました。苔むした石には車輪の跡が残り厳しい切り出し作業をしのばせています。

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岩盤をそのまま階段状に切った階段が続きます。一息入れ、振り返ると浦賀水道に島のように三浦半島がうすぼんやり見えます。そして、階段を登りきると稜線に到着。頂上まで、後400mほど。

ギザギザの鋸山。スダシイの森の中にアップダウンが続きます。左程のギャップではありませんが5~60段の上り下りです。329mの頂上は意外に眺望がききます。

金谷には、しょっぱい温泉があります。創業150年の「かぢや旅館」は房州石を切り出す石工が使う鑿の鍛冶屋から、石材を運ぶ水主の宿屋に転業したという鋸山を語るには欠かせない温泉宿です。風呂場から原生林が見えますが、夜は真っ暗です。

■鋸山
電話(富津市観光協会) :0439-80-1291
URL:http://www.futtsu-kanko.info/

■かぢや旅館 
住所:富津市金谷3887
電話:0439-69-2411

※データは記事公開時点の情報です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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