箱根駅伝の5区、それは標高差約800mの箱根の山を駆け抜ける壮絶な戦い。「山を制するものは箱根を制す」ともいわれる、非常に大事なポジションです。2区が花形といわれるのであれば、5区は大黒柱でしょうか。箱根駅伝ファンとしては、順番が大きく入れ替わるとても見どころのある区間です。

「山の神」と言われた男:今井正人

2004年、1年ながらに2区を任され、2年では11人抜きを果たし、区間記録を更新、その後毎年5区でごぼう抜き、3年連続区間新記録を打ち立て「山の神」と言わしめたのが、順天堂大学の今井正人選手です。

「山の神童」「新・山の神」誕生:柏原竜二

2008年に「山の神」今井選手が卒業後、5区のスター不在と考える暇もなく、今井選手の記録を1年生ながら47秒も更新した選手、それが柏原竜二選手です。

終始つらい顔をしているので、正直そこまで記録を伸ばすとは思っていませんでしたが、9位でたすきを受け、8校のごぼう抜きで、気づけば約5分の差をひっくり返す結果に。スピードを緩めることなく、つらい顔をしながらもたんたんと走り続ける彼には、次なる5区の「神」の予感さえ感じさせました。すごいぞと。

「山の神」今井選手と世代交代で、柏原は「山の神童」「新・山の神」と言われ、新星が誕生しました。奇しくも今井選手、柏原選手はともに同じ福島県出身です。

そして柏原選手は在学中3回の区間新記録を打ち立てました。まさに自分の記録と戦い続けた選手といえるでしょう。

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