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創業天保5年の会津味噌のお店「満田屋」

満田屋は、1834年にできたお味噌屋さんで、味噌田楽が食べられるようになったのは約40年前から。串に刺した地元の食材に、自家製会津味噌をつけて囲炉裏で焼いたアツアツのところを、次々に食べさせてくれます。

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素朴な懐かしい田舎料理「味噌田楽」が看板メニュー

 

 

 

 

 

 

遠方からお客様がいらっしゃったとき、会津のことをよく知らない方においしい食事ができるお店を聞かれたとき、まっさきにご紹介するのが「満田屋」(みつたや)さんです。

満田屋さんは、1834年にできたお味噌屋さんで、味噌田楽が食べられるようになったのは約40年前から。串に刺した里芋やこんにゃくなど地元の食材に、自家製会津味噌をつけて囲炉裏で焼いたアツアツのところを、次々に食べさせてくれます。

田楽にはそれぞれに違う味のお味噌がつき、どれもおいしいのですが、初めての方にぜひ心して味わっていただきたいのが、「身欠き(みがき)ニシン」。身欠きニシンとは、ニシンの頭と内臓をとって身を割き、干物にしたもので、海がなく生魚が少なかった会津では、保存のきく貴重な海産物として江戸時代からずっと食べられてきました。

会津の郷土料理に「身欠きニシンの山椒漬け」がありますが、満田屋さんでは、身欠きニシンに自家製の山椒味噌をつけ、囲炉裏で焼いた味噌田楽を出してくれます。

焼きあがったばかりの身欠きにしんは、熱で滲みだした脂と山椒味噌が溶け合い、干物のお魚とは思えないほど柔らかくジューシーです。干物独特の凝縮された味わいと、ところどころについた直火ならではの焦げが香ばしく、味噌とお魚を焼いた日本的なおいしさを改めて認識させられるほど。

昔の人も、本当にこんなにおいしいものを食べていたのでしょうか? 満田屋さんの味噌田楽は、そんなノスタルジックな気分にさせてくれる、会津の情緒たっぷりの郷土料理です。

■満田屋
住所:福島県会津若松市大町1丁目1-25
電話:0242-27-1345
営業時間:10:00~17:00
定休日:1~3月(毎週水曜日)、4~7月 9~11月(第1・第3水曜日)、
8月・12月(無休)
アクセス:JR七日町駅から徒歩約10分
URL:http://www.mitsutaya.jp/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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