オリンピック選手が多数、カミングアウト

ミーガン・ラピノー選手

左がミーガン・ラピノー選手、右がパートナーのサラ・ウォルシュ選手

2012年はオリンピック・イヤーでもありました。ロンドン五輪の開催を前に、アメリカの女子サッカー代表のミーガン・ラピノー選手がカミングアウトし、ニュースになりました。ちなみに、同チームの監督・Pia Sundhagさんや、イギリスの女子サッカーチームのコーチ・Hope Powellさんもレズビアンであることを公表しているそうです。

「OutSports」というゲイ・スポーツ・サイトの調査では、今回のロンドン五輪に出場したゲイ&レズビアン(とカミングアウトした)選手は、マシュー・ミッチャムをはじめ、全部で24人だったそうです(詳しくはこちら)。これは、今までの記録をはるかに上回るものでした(アテネで11人、北京では10人だったそうです)。ロンドン五輪は、公式にゲイプライドグッズを販売したりもしていましたが、そもそもロンドンは、プライドパレードにオープンリー・ゲイの警察庁長官が参加したり、市長も同性婚を支持していたり、ベースがゲイフレンドリー。なので、選手にとってもカミングアウトしやすい環境だったのではないでしょうか。

グレッグ・ローガニス元選手

オープンリー・ゲイのグレッグ・ローガニス元選手。4度も金メダルを獲得したヒーローです。

アメリカでは、ダイビングで4度の金メダルに輝いたヒーローであるグレッグ・ローガニス元選手が、引退後にゲイであることとHIV陽性であることをカムアウトしました。彼はLGBTスポーツ界の親善大使のように、国外のスポーツ大会に駆けつけ、多くの人たちを勇気づけてきました。今年のオリンピック期間中、シドニー五輪のメダリストであるジ・ワレス元選手(オープンリー・ゲイの方)が、彼にインスパイアされて、HIV陽性であることをカミングアウトしています。

ロンドンオリンピックとは直接は関係ないかもしれませんが、アメリカでは、メジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツの元オーナーであるケヴィン・マクラッチ氏がカムアウトするというニュースもありました。ゲイに厳しいと言われてきたスポーツ界もだんだん変わりつつあると思える2012年でした。