人気の理由は「安い」こと!?

この数年でフィリピンやマレーシアといった東南アジアでの語学留学の人気が急上昇しています。人気の理由の第一に「費用の安さ」を挙げる人が多いのですが、「安い」だけでは人気が継続しないのが世の常というもの。

今回はフィリピン政府観光省が実施(調査:JTB法人東京)した「フィリピン英語留学意識調査」(対象:平成22年1月~12月の期間中、フィリピンの協力語学学校に行った男女400名)をもとに、フィリピン留学の満足度や問題点を探りたいと思います。
フィリピン留学の満足度

フィリピン留学の満足度



本当に「安い」のか? 授業料を比較!

格安と言われているフィリピンの語学学校ですが、1週間あたりの授業料・滞在費の合計は、概ね4万円台からと、実はカナダやオーストラリア、ニュージーランドの割安な学校との料金差はあまりありません。
フィリピン留学

2度目の留学を希望するか


しかしながら、授業時間数を見ると、他の英語圏の語学学校が1日4時間程度をベースにしているのに比べ、フィリピンでは6~7時間がベースになっているため、一コマあたりの授業料にすると割安感があります。

加えて、クラスの人数制限が少数であったり、カリキュラムに工夫があったりと、内容についても充実しているケースが多々見受けられます。
そのなかでも特徴的なのが「プライベートレッスン」の充実です。

一例を挙げれば、あるフィリピンの首都マニラにある語学学校では、授業料と寮(一人部屋)での滞在費が含まれた1週間の個人レッスンコースが4万円を切る料金から設定されています(同校では全てのコースをマンツーマンレッスンにするという徹底ぶりです)。

先のフィリピン政府観光省の調査でも、留学先にフィリピンを選んだ理由として、「費用が安い」84.1%、「マンツーマン授業が多い」80.3%と回答しており、参加者はこの点に注目してフィリピン留学を選んでいることが分ります。

英語に対するコンプレックスを軽減する効果も

同調査から読み取れる特筆すべき点がもうひとつあります。
それは、フィリピンへの留学前と後とで、英語へのコンプレックスが改善されている方が多いということです。

次のグラフから、留学前に「強いコンプレックスを感じている」「コンプレックスを感じている」と回答した方も、帰国後には「随分なくなった」「少しはなくなった」と、概ね改善されていることが読み取れます。

英語へのコンプレックス(事前と事後)
フィリピン政府観光省調査

出所:フィリピン政府観光省


プライベートレッスンにより、遠慮なく英語を口にしてみることができるというのが、この結果の要因です。本音を言えば、英語の初心者にとって、数人のクラスメイトがいるなかでは、文法が合っているのかなど、あれこれと考えてしまって話にくいものです。個人レッスンでしたら、そういう気がねが要りません。

また、ガイドがフィリピン留学経験者からインタビューした際も良い点として挙がったのですが、先生が欧米人ではないことで、リラックスして話すことができるというのです。なんとなく、同じ目線で勉強ができるというか、そういうニュアンスです。

積極的に話すことができる環境。そこに身をおくことで、各自が抱くコンプレックスの意識が改善されているようです。これは語学を学習する上で、ものすごい進歩であると言えるでしょう。

                 >>フィリピン留学のデメリットは?>>