急騰した東京電力(9501)は買いか?

東京電力(9501)が12月17日(月)に衆議院選挙の結果を受けて、50円ストップ高の202円(前日比+32.9%)で取引を終了しました。原発政策の見直しを検討している自民党が圧勝したことにより、「業績が改善するのでは?」という思惑が広がり、買い注文が殺到しています。はたして、東京電力の株価は今後どのように動くのか、システムトレード的な考え方から分析を行いました。検証条件は以下の通りです。
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検証条件
買いルール
・終値がストップ高した翌日に、「成行」で買い

売りルール
【パターン1】1日保有したら、翌日に「成行」で売り

【パターン2】1週間保有したら、翌日に「成行」で売り

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今回は、東京電力(9501)の株価がストップ高であった翌日に買付をした場合、勝率や利益がどの程度期待できるのかを調べたいと考えました。「売りルール」は、「1日保有」「1週間保有」2パターンに分けて検証を行いました。保有期間を2パターンに分けた理由は、ストップ高した局面で買い付けした場合に、投資期間によって勝率等がどのように変化するかを調べたいと考えたからです。では、2つの検証結果をそれぞれ見ていきましょう。

検証結果

まずは、「東京電力(9501)がストップ高した局面に買い付けをして、1日保有した場合」の検証結果を見ていきましょう。検証結果は以下の通りです。

【パターン1】1日保有
システムトレードの達人

システムトレードの達人


システムトレードの達人

システムトレードの達人



勝率: 50.00 %
勝ち数: 2 回
負け数: 2 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): 2,651 円  平均損益(率): 0.88 %
平均利益(円): 24,328 円  平均利益(率): 8.11 %
平均損失(円): -19,026 円  平均損失(率): -6.34 %

合計損益(円): 10,603 円  合計損益(率): 3.53 %
合計利益(円): 48,655 円  合計利益(率): 16.22 %
合計損失(円): -38,052 円  合計損失(率): -12.68 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.279
平均保持日数: 2.00 日

以上が、「1日保有した場合」の検証結果です。検証結果を見てみると、50%、1トレードあたりの平均損益率は、0.88%です。勝率は50%を上回り、平均損益もプラスとなっています。過去4回のトレードの内訳をみると、東日本大震災以後に3回のトレードが行われています。利益が出たトレードでは、損益率は「11.96%」「4.26%」となっています。一方、負けトレードは、損益率は「-9.84%」となっています。したがって、東京電力(9501)ストップ高になった場合に買い付け、1日保有して売却した場合には、利益は約12%程度期待できる一方で、損失を被る場合には約10%程度が想定されます。平均損益がプラスになっていますが、ハイリスク・ハイリターンの投資であることは認識しておく必要があるでしょう。


次に、「東京電力(9501)がストップ高した局面に買い付けをして、1週間保有した場合」の検証結果を見ていきましょう。検証結果は以下の通りです。

【パターン2】1週間保有

システムトレードの達人

システムトレードの達人



システムトレードの達人

システムトレードの達人




勝率: 25.00 %
勝ち数: 1 回
負け数: 3 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): -44,749 円  平均損益(率): -14.92 %
平均利益(円): 4,918 円  平均利益(率): 1.64 %
平均損失(円): -61,305 円  平均損失(率): -20.44 %

合計損益(円): -178,996 円  合計損益(率): -59.67 %
合計利益(円): 4,918 円  合計利益(率): 1.64 %
合計損失(円): -183,914 円  合計損失(率): -61.31 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.027
平均保持日数: 8.00 日

以上が、「1週間」保有した場合の検証結果です。検証結果を見てみると、勝率は25%、1トレードあたりの平均損益は-14.92%となりました。勝率が25%と低く、平均損益も-14.92%と大きなマイナスとなっているために、1週間保有は有効とは言えないでしょう。
トレード一覧を見ても、利益の幅がとても小さい一方、損失の幅は大きくなっています。1トレードあたりの平均損益が大きなマイナスとなっている理由には、ストップ高で急騰したあと、日数が立つほど、投資家の興味が薄れ出来高が少なくなり、売り圧力が高まっていくためです。「1週間保有」は投資対象としては魅力的ではないでしょう。


今回は、東京電力(9501)が、「ストップ高になった場合」を、「1日」「1週間」保有したときの2パターンに分けて検証を行いました。リスクリターンのバランスを考慮すると、「1日」等の超短期で取引するのが良いということが分かりました。しかしながら、一方で平均損失も大きいために、ストップ高を付けた東京電力を買付するのはハイリスク・ハイリターンになることも理解しておく必要があるでしょう。


ここで注意したいのは、今回の検証は、あくまでも過去のデータに基づいたシュミレーションであり、将来を保証するものではありません。ただ、株の売買を行うに際して、今回のように簡単に検証を行うことで、どの程度のリターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。みなさんも投資をする際には、一度検証してみてください。きっと投資に対して安心感が違うことでしょう。


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(このテーマでの検証については、システムトレードの達人を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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