■ 彼の思い出を共有する
話の中で、彼に“楽しかった思い出”について質問するのはオススメ。インタビュアーという仕事もしている私は、その人の人となりを知りたい時には、必ず、「子どもの頃の記憶」を聞く。そこには、その人の原点があるからだ。
彼の仕事や家族や経歴などの生々しい話を聞くよりも、さり気なく軽楽しく、でも、本質に迫れる会話に至りやすい。子どもの頃の記憶から、楽しい思い出話が出てきたら、そこにフォーカスして質問を重ねていく。
男は思い出話が好きなものだし、その思い出を臨場感いっぱいに聞いてあげる事によって、彼の楽しい記憶の中に、自分もちょっぴり入り込めるのもポイントだ。
■相手の感情が動く話題を探す
こちらも、インタビュアーの仕事をしているうちに自然と身につけた術。人と人とが距離を縮める時は、ほぼ絶対に“感情が動く時”である。と
りあえず、趣や衣食住の話など、いわゆる普通の世間話をしながら、よくよく相手を観察してみる。さまざまな話をしながら、彼が嬉しそうな顔や緩んだ顔を見せてくれるポイントを見つけて、そこの会話を深める(質問を重ねる)と、相手は夢中になって話してくれて感情も盛り上がるし、その結果、距離が近づく。
これは、会話だけではなく、相手の仕草や表情を読み取ることが大切。