10月の株式市場の傾向

銘柄をご紹介する前に、10月の株式市場についておさらいしましょう。9月末に全銘柄を購入し、10月月末に売却した場合の成績は以下の通りです。

【検証結果】


システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人



勝率: 39.28 %
勝ち数: 21,661 回
負け数: 33,487 回
引き分け数: 1,244 回

平均損益(円): -4,496 円  平均損益(率): -1.50 %
平均利益(円): 29,152 円  平均利益(率): 9.72 %
平均損失(円): -26,428 円  平均損失(率): -8.81 %

合計損益(円): -253,547,126 円  合計損益(率): -84,517.53 %
合計利益(円): 631,460,631 円  合計利益(率): 210,490.19 %
合計損失(円): -885,007,757 円  合計損失(率): -295,007.72 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.714
平均保持日数: 28.06 日

以上が10月の株式市場の傾向です。10月株式市場は勝率が39.28%と、9月の32.39%と同様に低いです。また、平均損益もマイナスとなっているため、10月の株式市場は下がる傾向が強いといえるでしょう。10月の株式市場が下落傾向である要因に、3月決算企業の中間決算発表が10月に多いことがあげられます。投資家が決算発表を控え、様子見ムードが漂い、相場が閑散とするために、下落傾向が強くなることが多いようです。

では、そういった下落相場の中、中間決算発表前後で優れたパフォーマンスが期待できる銘柄をご紹介したと思います。

中間決算発表前後で優れたパフォーマンスを示す銘柄とは

3月決算企業の中間発表は、10月末から11月中旬までに集中しています。中間決算の様子見ムードから下落傾向の強い10月の株式市場ですが、中間決算前後に中間発表内容の期待感から優れたパフォーマンスを残す企業がいくつかあります。今回ご紹介したい銘柄は、アニコムホールディングス(8715)です。同社は、東証マザーズ上場のペット保険の草分け的存在です。

以下は、同社の詳細についてご説明いたします。


【事業内容】
同社は、東証マザーズに上場のペット保険の草分け的存在で、ペット保険のシェアは1位です。ペットショップを代理店にするビジネスモデルを展開しています。保険商品の内容は、「犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット」を対象として、通院、入院、手術で支払った診療費に対して実費が支払われる仕組みです。また、保険加入後は「どうぶつ保険証」が支給されます。「どうぶつ保険証」は、「どうぶつ保険証」対応動物病院(全国5115病院)の診療後、支払い時に「どうぶつ保険証」を提示すると、保険金を差し引いた金額のみの支払いで清算が完了する便利な仕組みであり、好評を博しています。

では、ペット保険市場は今後どのように推移していくでしょうか。


【ペット保険市場の今後】
ペット保険は、日本では約10年前に導入されたばかりであり、比較的新しい保険商品です。ペット保険の歴史が新しいということもあり、現状のペット保険市場は、国内のペット飼育頭数約2154万頭のうち、保険加入率は約2.8%の60.3万頭と少なく、市場規模も約190億円と小さいのが現状です。しかし、近年のペットブームにより、「ペットの家族化」が進み、ペット保険の加入率も急速に増加しています。保険加入率の増加とともに市場規模も拡大することが期待できるでしょう。また、ペット保険先進国のイギリスの保険加入率は約22%であり、日本が同水準まで加入率が増加すると仮定すると、市場規模は1500億円まで拡大することが予想されます。同社は、ペット保険の市場拡大ともに成長していく可能性が高いといえるでしょう。

急速に拡大するペット保険市場で、同社の財務状態はどうでしょうか。


【財務分析(ファンダメンタル)】
今期第一四半期決算発表では、経常利益2.3億円(前年同期-8000万円)、純利益1.8億円(同-8900万円)と黒字転換を発表しました。また、通期予想も、売上高38.4億円(前年同期比+15.3%)、経常利益7.5億円(同+124%)、当期純利益5.8億円(同+24.7%)と大幅な増収増益を予定しており、達成は可能と判断します。今後さらに、保険加入者が増えることにより、さらなる収益の上乗せが期待できるでしょう。

良好な財務状態の同社ですが、株価水準はどうでしょうか。


【株価水準】
同社の株価水準を見てみると、PER17.6倍と特段割安感は感じられませんが、同社の成長性を考えると過熱感は感じられず、むしろ割安と判断できるでしょう。同社の企業価値的には、900円程度の株価がついてもおかしくはなく、中期的にも上昇が期待できるでしょう。短期的には、同社は11月6日に中間決算発表を控えており、中間発表の期待感から、10月後半は、現状の614円(10月10日終値)から、年初来高値の689円を目指して上昇していく期待が持てます。また、中間決算発表で、同社の成長性が再確認できれば、さらなる上昇も期待できるでしょう。


10月日経平均がさえない状況のなか、同社は、株価チャートが上昇トレンドに突入しており、10月後半から11月にかけて上昇して乗り切る可能性が高いといえるでしょう。是非、10月後半の相場はアニコムホールディングス(8715)に注目してみてください。


期間限定】私が銘柄分析の際に活用している株式投資ソフトのフリー版を期間限定で【無料プレゼント】しています。こちらをクリックください。

(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。