秋の夜長におすすめな映画「ミツバチのささやき」

<1973年 スペイン、監督:ビクトル・エリセ>
■ストーリー:
フランコ政権軍が勝利し、スペイン内戦終了した直後の1940年のスペインの田舎町(カスティーリャ地方)が舞台。6歳のアナは、ミツバチの生態を研究する父と、母、姉と暮らしている。ある日、移動映画館で見た「フランケンシュタイン」の映画に魅了されたアナは、フランケンシュタインを現実の存在としてとらえるようになり、内戦で傷ついた負傷兵にその姿を重ねるようになる。

■主なキャスト:
アナ・トレント

■オススメの理由:
秋の夜長という言葉を聞いて、この映画のことを思い出さずにいられませんでした。まるで映画という媒体に姿を変えた詩、もしくは絵画のような映画、それが「ミツバチのささやき」だからです。

1940年代、内戦後のスペインを描いた荒涼とした風景。アナという純粋無垢な少女の揺れ動く心、成長を静かに美しく、まるで詩を読むように描いた作品。

この作品にはトリビアがたくさんあり、映像に暗喩が多く散りばめられて、知れば知るほどなるほどと思うカルト的人気のある映画ですが、何も知らずともその映像美と主演のアナ・トレントの可愛らしさに魅了されました。

芸術の秋の夜長に、このような静かで美しくて示唆に富む映画を見て過ごしてみたい……と自分の願望を込めて書きました。



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