10月の株式市場の傾向

まずは、10月の株式市場は上がりやすいのか、下がりやすいのかを調べるための以下のような条件で検証を行いました。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990年3月~2012年9月15日
1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件
・9月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件
・営業日25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り
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9月末に全銘柄を購入し、25日経過後に売却した場合について検証を行います。
仮に損益がプラスならば、10月は株価が上がりやすい月となり、反対に損益がマイナスであるならば、10月は株価が下がりやすい月であると言えるのではないでしょうか。
10月は、中間決算発表が本格化し、決算発表次第で株価が乱高下しやすい月です。また機関投資家やヘッジファンドも年末に向けポートフォリオ見直しをはじめる月とも言えます。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

株式市場の傾向(10月)の検証結果


システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人




勝率: 39.28 %
勝ち数: 21,661 回
負け数: 33,487 回
引き分け数: 1,244 回

平均損益(円): -4,496 円  平均損益(率): -1.50 %
平均利益(円): 29,152 円  平均利益(率): 9.72 %
平均損失(円): -26,428 円  平均損失(率): -8.81 %

合計損益(円): -253,547,126 円  合計損益(率): -84,517.53 %
合計利益(円): 631,460,631 円   合計利益(率): 210,490.19 %
合計損失(円): -885,007,757 円  合計損失(率): -295,007.72 %

総利益÷総損失: 0.714
平均保持日数: 28.06 日

検証結果を見てみると、10月の勝率が39.28 %と9月に引き続き低く、平均損益(率)-1.50 %となっています。この結果から10月の株式市場は、下落する可能性が高い月であると考えられます。

10月は、3月決算企業の中間決算発表が多く行われる月のため、決算発表を控えた様子見ムードが強くなります。その結果、出来高が少なく、相場が閑散とするために、下げの傾向が強くなります。また、米国と連動して下げることも一因としてあります。米国の投資信託やヘッジファンドの決算は10月に多く、決算を前に決算対策として現金比率を高めるため米国株が売られやすいからです。米国株との連動性が高い日本株は、10月は下がりやすい月といえるでしょう。

では、そういった下げ相場のなか10月の株式市場の中でも好調な銘柄にはどのような銘柄があるのか確認してみましょう。

10月好調銘柄ランキング

システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人



上の表は、先ほどの検証結果において勝率の高い個別銘柄のランキングです。ランキング上位の銘柄から特徴的な銘柄を挙げると、

【2325】日本上下水道設計
【2226】フレンテ
【3046】ジェイアイエヌ
【8879】東急リバプル
【8999】グランディハウス


といった銘柄が挙げられます。これらの銘柄に共通することは、チャートが10月に向けて現状上昇トレンドに突入している点です。過去のデータの検証結果と、現時点での上昇トレンドも考慮に入れると、上記5銘柄のように9月の段階で上昇トレンドがすでに発生している銘柄は下げの傾向が強い10月相場も好調な可能性が高いといえるでしょう。ぜひ10月は上昇トレンドに突入している銘柄に注目してみてください。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)