北海道新幹線開業で変わるJR江差線

江差線列車

草ぼうぼうの線路を走る江差線のディーゼルカー

JR北海道の江差線は、函館本線五稜郭から木古内(きこない)を経て江差に至る79.9kmの路線である。このうち五稜郭~木古内は、青函トンネルを通って青森と函館を結ぶ津軽海峡線の一部を構成している。単線ではあるが、交流電化(鉄道の動力方式の一つ)され、特急「スーパー白鳥」「白鳥」、寝台特急「北斗星」「カシオペア」などの夜行列車、本州と北海道を結ぶ貨物列車が多数走る大動脈だ。それに反し、木古内~江差間42.1kmは、非電化で単行(1両編成)のディーゼルカーが一日6往復するだけの閑散区間で、JR北海道では最も乗客数の少ない赤字路線である。 
スーパー白鳥

特急「スーパー白鳥」も走る五稜郭~木古内は第三セクター化の予定だ

ところで、目下、北海道新幹線(新青森~新函館<駅名は仮称>の建設工事が2015年度中の完成を目指して進められている。開業の際には、並行在来線はJRから切り離されることとなり、五稜郭~木古内は第三セクター鉄道()となる予定だ。

か細い線路

か細い線路が延びる木古内~江差間

一方、木古内~江差は、取り残される形だが、その存続が懸念されていた。しかし、JR北海道は、2012年9月に当該区間の2014年度初頭の廃止を提案、地元と協議に入ることとなった。現状では、廃止やむなしの状況であると伝えられている。まことに残念な話だが、ともあれ、木古内~江差間を中心に江差線の現況をレポートしよう。