ロープウェイで行く高山植物の宝庫「千畳敷カール」(長野)

 

 

中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅の標高は2612m(日本最高)。朝の出発時、駒ヶ根市街は薄曇だったのに、ロープウェイを下りると快晴で、ここは雲の上なんだなあと実感しました。駅を出ればすぐ目の前が、高山植物の宝庫として知られる千畳敷カール。見上げれば宝剣岳(2931m)の鋭い岩峰がそびえ立っています。

遊歩道沿いには、チングルマ、ミヤマクロユリ、ヨツバシオガマ、シナノキンバイなど、高山でしか見られない花々が、いたるところで咲いています。ポケットタイプの高山植物の図鑑を持っていって、名前を調べながら歩けば、より充実した散策になるでしょう。

カールとは氷河の侵食作用によってできるくぼ地で、千畳敷カールは約2万年前の氷河期に形成されたといわれています。7月末の夏真っ盛りにもかかわらず、千畳敷カールを含め、山肌のあちらこちらにかなりの雪が残っており、さすが氷河の名残をとどめる高山は違うなと思いました。千畳敷カールを周回する遊歩道も一部が雪に覆われ、山歩きの装備のない一般観光客は、滑りこけそうになりながら歩いていて、中には怖がって来た道をひき返す人も。安全に歩くためには、登山用でなくても良いので、杖を1本持っていくことをオススメします。

また、バスやロープウェイに乗るとき、長い行列ができて予想以上に待たされることがあるので、なるべく早めに出発し、早めに帰路についたほうが良いです。平日にもかかわらず、駐車場のある菅の台バスセンターには朝6時発の始発のバスを待つ人が長蛇の列をつくっており、びっくりしました。わたしは駒ヶ根駅前で乗ったので問題なく座れましたが、駅前からすでにかなりの人数乗っていたので、菅の台バスセンターでは10人ほど乗せたら満席になってしまい、この並んでいる人たちはどれだけ待たされるんだろう、と心配になりました。運転手さんは「すぐ、臨時便が出ますので」と言ってましたが……。

所在地:長野県松本市開智2丁目4-12
地図:Yahoo!地図情報
アクセス:JR飯田線駒ヶ根駅から路線バスでしらび平へ(約50分 片道1000円)
しらび平から駒ケ岳ロープウェイで千畳敷へ(7分 往復2200円)
※黒川平~しらび平間が一般車両通行禁止のため、マイカーの場合も菅の台バスセンター駐車場(有料)などに駐車して、路線バスでのアクセスとなります。

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