「そんなんアリか!」なラストが印象的な密室サスペンス『アルビノ・アリゲーター』

最後まで結末がわからなくて、見終わった後に「やられた!」と思う映画。
といえば、私は『アルビノ・アリゲーター(Albino Alligator)』を挙げます。

■あらすじ
兄弟のドヴァ(マット・ディロン)とマイロ(ゲイリー・シニーズ)と友人ロウ(ウィリアム・フィッチナー)の3人組は強盗に失敗、警官を殺してしまう。ディノ(M・エメット・ウォルシュ)の経営するバーに逃げ込むが、警察は3人を追跡中の銃器密輸犯と勘違いし、あっという間にバーを包囲。3人はディノ、ジャネット(フェイ・ダナウェイ)とダニー(スキート・ウーリッチ)の親子、ジャック(ジョン・スペンサー)とギイ(ヴィゴ・モーテンセン)を人質にとるが……

■おすすめの理由
『ユージュアル・サスペクツ』を観た方にお勧めしたい映画ですね。ただ『ユージュアル~』がエンターテインメントに徹している一方で、こちらはシリアスというか、現実に起きてもおかしくない仕上がりになっているように思います。ひとことで言うなら、心理戦の映画ですね。ラストは「やられた!」というよりは「そんなんアリか!」的な、なんとも嫌な感じを醸し出していますが、現実にあってもおかしくないと感じるだけに、後味が悪いです。

それにしても、いずれの俳優陣も個性的です。ディロンとシニーズってだけで「濃い!」って思いますし(笑) ただ、ダナウェイが本作品でラジー賞にノミネートされているんです。そこはまあ、ご愛嬌というか。

アルビノ・アリゲーターというのは、突然変異で色素を失って生まれるワニのことなんですが、ワニの群れは、この変種をおとりに使って獲物を猟るそうです。映画を観た後では、いろんな意味にとれますが……



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