restaurant

パドールのレストラン

2012年7月24日、僕はキエフの旧市街のパドールにあるレストランで、Lavikaのメンバー、ルーバ(ヴォーカリスト)、ヴァーニャ(マルチインスルメンタリスト)、アレックス(ギタリスト)と待ち合わせ。一緒にLavikaの所属するMoon Recordsのカーチャとアリーナも来てくれました。レストランの地下に行くと、ソ連時代を思わせるレトロなインテリアが出迎えてくれます。

 
interview

ルーバ(左)とヴァーニャ(右)と一緒に

3人とも英語で話してくれたので、通訳なしで会話することができました。ロシア語を勉強中ですが、到底インタヴューできるレベルではありません。右はインタヴュー後の写真ですが、途中でアレックスが用事があって帰ったので、ルーバとヴァーニャとのショットです。

Lavikaとは愛

ガイド:
Lavikaはグループ名ですよね。同時にルーバの名前でもある。合っていますか?

ルーバ:
バンドとしてLavikaを結成する前、私はソロシンガーだったの。私の職業的興味は心理学、そして二つの職業を混同させたくなかったの。ルーバ・ユーナック(Luba Yunak)は私の本名で、シンガーとしてLavikaと名付けたの。でも二人の男性が加入した時、バンド名となったわ。

ガイド:
Lavikaという言葉は翻訳できませんでした。Lavikaの意味は?

ルーバ:
私たちの音楽は愛のプロセス。Lavikaは私たちの想像上の言葉で、愛を意味するの。

ガイド:
lavikacd

Сердце в форме солнца

Lavikaのデザイン(ジャケ参照)はとても神秘的ですね。何を伝えようとしているのですか?

ルーバ:
私たちのシンボルはドリームキャッチャー。愛の魔術のようなもの。中心には音楽があるの。私たちの愛をみんなと共有したい。

Lavika結成秘話

ガイド:
3人はどのような経緯で出会って、Lavikaとして活動するようになったのですか? 各々とっても個性的で、あなたたちはクラスメートみたいには見えないのですけど(笑)。

アレックス:
lavika1

ヴァーニャ、ルーバ、アレックス

僕はバンドの一番新しいメンバーで、まだ加入して1年も経たないんだ。バンドはルーバと彼女のパーソナリティを中心に作られたんだ。彼女がバンドとしての活動を考えると至らない時期もあったけど、1年半くらい前からグループとしての編成で、クリエイティビティを持ち寄って音楽を作るようになったんだ。

ヴァーニャはマルチな楽器奏者で、音楽の演奏、制作、作曲にも豊富な経験があるので、サウンド的にはリードする役目。僕はヴァーニャとしばらくの間、楽器店で一緒に楽器を売っていたんだ。そこで僕たちは会ったのさ。彼はその仕事を辞めていたんだけど、1年半ぐらいして、「僕たちはバンドをやっているんだけど、入るかい?」って電話があったんだ。もちろん、喜んで誘いに乗ったよ。

ルーバ:
ヴァーニャはストリート・ミュージシャンもしていたの。キエフのみんなは、彼と彼の音楽を愛していたわ。

ガイド:
ストリート・ミュージシャンの活動が行われる典型的な場所ってあるんですか?

ヴァーニャ:

マイダン(独立広場)というキエフの中心だよ。

ルーバ:
彼は全ての楽器の演奏に長けていたから、多くの若者たちが彼の音楽に聴き入っていたわ。

ヴァーニャ:
僕の人生にとってはとても面白い時期だったよ。そこから成長した。

ガイド:
ルーバ、ヴァーニャはどのようにして出会ったの?

ルーバ:
彼のことは長い間知っていたけど、こんな風にかかわり合うことになるとは思わなかったわ。彼が最上のミュージシャンということは知っていたけど。


ギタリスト募集

ガイド:
Lavikaに入る前、ルーバとヴァーニャが何をしていたかは分かりました。アレックスは?

アレックス:
僕はローカルのロックバンドをやっていた。アンダーグラウンド系の音楽だけどね。ギタリストでシンガーだったんだ。

ガイド:
ギターヒーローだったのですよね。

アレックス:
lavika2

ヴァーニャ、ルーバ、アレックス

Lavikaはギタリストを求めていたんだ。僕が加入する前は、DJをするメンバーがいたんだけど、彼が脱退してから、バンドはギタリストの方が相応しいと考えたんだ。

ガイド:
エレキとアコースティックギター、両方ともやるんでしょ。

アレックス:
もちろん!

ガイド:
アコースティックギターは、Lavikaのサウンドでは実際とても特徴になっていますね。

アレックス:

そう、サウンドに多様性を持たせるんだ。だからできるだけ使うようにしている。

ソロシンガー、ルーバ

ガイド:
ルーバ、最初はソロシンガーになるつもりだったのですよね?

ルーバ:
そうよ! 子供の頃から、音楽は偉大かつ重要なものだったの。最初はダンスから始めたんだけど、学校でバレエを初めて、完了させたわ。そして、よりシリアスなことをすることに決めて、心理学を専攻するため大学に入ったの。卒業してから、バレエの別の資格もとったの。心理学とダンスを組み合わせて、子供のためのアートセラピーをやっているわ。

ガイド:
それは面白そう。

ルーバ:
luba

ルーバ

私は結構長い間歌っているわ。最初、エレクトロロック・バンドにいて、そしてバッキング・ヴォーカリストもやっていたの。その後、カヴァーを歌うポップミュージックもやっていたわ。そして、Moon Recordsのプロデューサーでもあるアンドリュー・パスチョニクが、私のビデオ「 Подруга(ガールフレンド)」を見て、他のミュージシャンとプロジェクトをすることを提案したの。

ガイド:

あなたの最初の歌でもあるПодруга(ガールフレンド)」について質問します。この歌は僕の耳にこびりつきました。タイトルは僕の貧弱なロシア語の語彙でも理解できました(笑)。この歌は大好きなんですが、サウンドは今のLavikaとはちょっと違いますね。

Подруга(YouTube)

ルーバ:
その時点では、今のメンバーはいなくて、私はひとりぼっちだったの。私はミュージシャンとしてはトレーニングされていなかったから、大変だったわ。でも、できることは全部やったつもり。

ガイド:
誰がこの曲を作ったのですか?

ルーバ:

私の友人、ダーウィンよ。彼はウクライナではとても人気のあるソングライター。若い世代では一番だと思うわ。


幸せはプラチナ色

ガイド:
2011年の「Счастье Цвета Платины (幸せはプラチナ色)」についてですが、ウクライナは冬のイメージが僕にありますが、この歌は夏のフィーリングがあるファンキー且つトライバルな仕上がりですね。これはキエフについての歌?

Счастье Цвета Платины (YouTube)

ヴァーニャ:
もしかすると、みんな違う受け取り方をするだろうけど、これはキエフについての歌であって欲しい。だって、僕たちが愛する街だから。

ガイド:
どこでクリップの撮影はしたのですか?

ヴァーニャ:
二つの場所でやった……キエフとモンテネグロ。

ガイド:

どうしてモンテネグロまで行ったのですか?

ヴァーニャ:
驚くべき景色と人々を有する素晴らしい国だから。

ガイド:
どうして幸せを伝える手段として、プラチナを選んだのですか?

ルーバ:
質問の意味、分かるわ。幸せな気持ちより大切なものはない。プラチナはとても高価で貴重なもの。でも、ここでのプラチナは物質としてではなく、この気持ちを伝えるためよ。

ガイド:

この曲には、先ほどのMoon Recordsの設立者でもあるアンドリュー・パスチョニクが関わっていますね。彼との制作はどうでしたか?

ルーバ:
彼は私たちのボスで、とっても尊敬している。同時に友人でアーティスト。

春の街の中で

ガイド:
アーティストの気持ちがわかるボスをもってよかったですね。「 В городе весна(春の街の中で)」を聴いていると、バンドサウンドとダンスサウンドが面白い融合をしていますね。この歌では何を共有したかったのでしょうか?

В городе весна (YouTube)

ルーバ:
これは春についての歌で、みんな春の季節にはフェロモンを感じるの。

ガイド:
フェロモン、いいですね。キエフでこのクリップは撮ったのですか?

ルーバ:
いいえ、トルコよ。

ガイド:
ルーバ、この歌のクリップでは、瞬間的に恋に落ちてしまいますね!

ルーバ:
それは本当ね!!

ガイド:

実際、そういう経験はありますか?

ヴァーニャ:

トルコの男性とね(笑)!

ルーバ:

いやいや、違うわ(笑)! 私の彼氏は、これにはいい顔をしなかったわ。

ガイド:

Moon Recordsの公式サイトで、ウェディングドレスを着たルーバの写真を見つけました。とっーーーても綺麗!

アレックス:
これはウェディング雑誌のためのものだよ。僕たちはベストマン役。

ルーバ:
ウェディングドレスを初めて着たの。


私の心のすべて

ガイド:
「Все в моей душе(私の心のすべて)」のティーザー用クリップを見ました。これはどこで撮ったのですか?

Все в моей душе(YouTube)

全員:
またトルコ!

アレックス:
僕たちはトルコが大好きなんだ。

ルーバ:
私たちは海が見たかった。でも、ウクライナでは海を見るのは難しい。トルコは美しい国。

ガイド:
ウクライナではよくライヴをするのですか?

ルーバ:
キエフだけでなく、ウクライナの他の街でもするわ。多くのレストラン、カフェ、パブがあって幸運。Lavikaはライヴ・ヴァージョンもあるけど、エレクトロなスタイルのLavikaもあるの。

ガイド:
エレクトロニックな方はクラブでやるのですか?

全員:
そう!

ツアーについて

ガイド:
国外ツアーはするのですか?

ルーバ:
私たちのツアーは9月に始まる。そのツアーはウクライナの街のみだけど、ドイツに行く計画もあるわ。

ガイド:
ロシアにも行くのですか?

ヴァーニャ:
もちろんさ。

ガイド:
タイランドにも行ったと聞きましたが。

ルーバ:
天使の都、バンコクは大好き。タイには何度も行ったことがあって、2回の渡航は私の仕事のコンセプトのため。私が一緒に仕事をしたホテルが、トラディショナルなヴォーカリストとしてやることを提案してくれたの。

ガイド:

ルーバだけで行ったの?

ルーバ:

私だけだったけど、次回はバンドとしても行けたらいいわ。

ガイド:
バンコク以外のアジアには行ったことはないのですよね。日本にも来てもらえることを希望します。日本なら、あなたたちが演奏できる幅広い場所の選択肢があります。日本はどうですか?

アレックス:
私たちにとっては、異国でエキゾチック。あなたたちの文化や膨大な歴史にも興味がある。

ルーバ:

日本のクラブについてもいろいろ聞いたことがあるわ。

ガイド:
僕の質問に全部答えてくれて、ありがとう。

全員:

ありがとう! ヒロアキ。

インタヴュー後にルーバと、Perfumeについても話しました。彼女がPerfumeのことを知っていたのは驚きでした。

なんと、Amazon.co.jpでもLavikaのアルバムがmp3ダウンロードで絶賛発売中。
Serdtse v forme solntsa
Lavika公式サイト
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