住宅ローンを借りるにあたって、20代カップルならではの強みは「若さ」です。しかし、若いということは、ライフプランが定まっていないケースも多いということ。これが失敗につながってしまうケースも見られます。

返済期間に余裕がある20代カップル

住宅ローンを借りるにあたって、若さが強みになるのは返済期間を考える時。20代カップルの場合、期間を35年にしても、リタイア後に大きな負担を残すことはありません。

3000万円のローンを35年返済で借りるとします。28歳なら返し終えるのは63歳になる頃。まだ現役で働いている可能性も大ですね。しかし、「60歳までに返したい」と思うなら、若いうちにひと頑張り。例えば、借入れから3年に一度のペースで2回、100万円ずつ繰上げ返済。これができれば60歳完済も夢ではありません。余裕のうまれる時期は人ぞれぞれですから、自分に合ったプランを立ててみましょう。

将来見通しが甘くなりがちな20代カップル

一方で、20代カップルは将来見通しが甘くなりがち。本コラムでは、共働きカップルによく見られる「収入の見通しの甘さ」を取り上げ、考えておくべきことを確認します。

共働きカップルに見られるローンの借り方は、主に次の3つです。
【1】夫の収入だけで借りる
【2】夫の収入に妻の収入を合算して借りる(いわゆる収入合算)
【3】夫婦それぞれが借りる(いわゆるペアローン)

問題なのは、【2】もしくは【3】を選択するにも関わらず、「子どもができたら妻は仕事を辞めるかもしれない」と考えるカップルが少なくないこと。妻の収入をあてにしたローンを借りるのであれば、共働きを続けることが前提です。いずれ妻が仕事を辞めることが前提ならば、【1】を選択しましょう。2人分の収入で借りたローンを1人の収入で払っていくのは大変です。子どもが生まれたら支出が増えることも忘れずに。

妻の収入をいかす借り方

「せっかく共働きなのに、妻の収入をいかせる方法はないの?」という疑問を持つカップルのために、今の妻の収入をいかせるローンの借り方をご紹介します。

設定:
夫29歳(会社員、年収560万円)
妻27歳(会社員、年収360万円)
ローンは2300万円、妻の退職は5年後とする
20代
このプランのポイントは、夫のローンをベースにしながら、妻も今の返済能力に見合ったローンを借りるところ。妻は毎月返済をしながら、5年後の退職にあわせて、繰上げ完済に必要な260万円を貯めるようにします。いずれなくなるだろう妻の収入をあてにせず、夫の収入で暮らすことを心掛ければ十分可能な額でしょう。

他の世代に比べて、5年先、10年先に不確定要素が多いのが20代カップル。そのため、家計についても具体的なイメージを持ちにくいのは仕方のないことかもしれません。しかし、だからこそ慎重に、自分に合ったプランを検討するようにしてください。

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