コルディリェーラの棚田群への道

バナウェのサイドビューポイントから見た景色

バナウェのサイドビューポイントから見た景色。この上部の稲は青々と育っているが、川に近い場所ではまだ田植えもすんでいない

■エアー&ツアー情報
ビガンの街並み

コロニアル建築と石畳が美しいビガンの街並み

フィリピンへは首都マニラに入るのが一般的。ANAやJAL、フィリピン航空、ジェットスター・アジア等が成田から、セブ・パシフィックやジェットスター等が関空から直行便を出しているほか、台湾や香港等を経由することもできる。棚田群へのツアーは少ないので個人旅行で訪れるのが一般的。

■フィリピンの国内移動
世界遺産観光の起点となるのがバナウェだ。マニラから約350kmの位置にあり、バスで8~10時間ほど。バナウェの詳細は先述「コルディリェーラの棚田群の見所」参照。

 

■周辺の世界遺産
サンタ・マリアのアスンシオン教会

サンタ・マリアにあるアスンシオン教会。正確にはヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教会といい、処女受胎の貴婦人、つまり聖母マリアを示している

ルソン島には棚田群以外にふたつの世界遺産がある。

古都ビガン」はマニラから約400kmの位置にあり、バスで8~10時間ほど。飛行機でラワグへ飛び、ラワグからバスで訪れてもよい。バナウェからなら一度バギオに出て(バスで10時間前後)、バギオから4~5時間ほどでビガンに到着する。

「フィリピンのバロック様式教会群」は4つの教会を登録した世界遺産で、そのうち3つがルソン島にある。マニラの歴史地区にあるのがサン・オウガスチン教会で、パオアイのサン・オウガスチン教会とサンタ・マリアのアスンシオン教会はそれぞれビガンからバスで1~2時間の位置にある。

 

コルディリェーラの棚田群のベストシーズン

民族衣装をまとったイフガオ族

民族衣装をまとったイフガオ族のおじいさん・おばあさん。儀式や祭りを除くと、民族衣装を着ることもあまりなくなったのだそうだ

イフガオ・ツリー

所々に植えられているイフガオ・ツリー。赤い葉は民族衣装の装飾等に使われる

コルディリェーラ山地は800~2,000mと標高が高いのでマニラと比べて涼しく、年平均気温が18~20度ほどとすごしやすい。気温は1年を通して大きく変動はせず、バギオの場合、平均最高気温は24~26度、平均最低気温は8~15度ほど。

雨期は5~10月。特に7~9月は降水量が多く、台風もしばしば発生する。台風が直撃すると山地の道路が寸断されることもある。

稲作については1~3月に田植えを行い、6~9月に稲刈りとなるので、この間に訪れたいところだ。ただし、標高や米の種類・土質等でシーズンはかなり前後するようで、同じ村の棚田でも田植えをはじめたばかりの区画と収穫している区画が混在していたりする。

一般的に雨期に入る前の春がベストシーズンといわれるが、棚田に黄金色の稲穂が実る様も美しいものだ。

 

世界遺産基本データ&リンク

バタッドの棚田群

バタッドの棚田群。棚田がいつ頃造られはじめたのか正確にはわかっていないが、機械力はいっさい使われていない

バナウェの棚田群

バナウェの棚田群

【世界遺産基本データ】
登録名称:フィリピン・コルディリェーラの棚田群
Rice Terraces of the Philippine Cordilleras
国名:フィリピン共和国
登録年と登録基準:1995年、文化遺産(iii)(iv)(v)

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