住まいの中で、子どもが気に入っている場所は? 

全国の一戸建て居住者を対象に行ったアンケート調査(※)で「家の中で子どもが気に入っている場所」を聞いたところ、1位は「リビング・ダイニング」88.5%で、2位が「子ども部屋」26.9%という結果でした。
一方、別の質問の「子どもが過ごす場所として想定した部屋」では、「子供部屋」が59%、「リビング・ダイニング」が19%となりました。

「家の中で子どもが気に入っている場所」のアンケート結果。調査対象は幼稚園から小学4年生までの子どもをもつ、25~45歳のパパ&ママ。N=104(複数回答)

「家の中で子どもが気に入っている場所」のアンケート結果。調査対象は幼稚園から小学4年生までの子どもをもつ、25~45歳のパパ&ママ。N=104(複数回答)


この調査結果より、子どもにとって、家族と一緒に過ごせて落ち着けるリビング・ダイニングが一番のお気に入りであることがうかがえます。また、親が考える以上に、子どもは自分の部屋ではなく、家族のそばで過ごしたがるという見方もできますね。
 

子育てしやすいリビング・ダイニングの間取りアイデア

 多くの子どものお気に入りの場所である「リビング・ダイニング」の間取りは、プランニングの中でも重要なポイントといえます。そして親子一緒に長く過ごすからには“子育てしやすい”という視点も採り入れていきましょう。
そこで、家族みんなが楽しく過ごし、良い思い出ともにすこやかに成長できるようなリビング・ダイニングの間取りのアイデアをご紹介します。

■オープンプラン

子育て世代に人気のオープンキッチンは、子どもを見守りやすいプラン

子育て世代に人気のオープンキッチンは、子どもを見守りやすいプラン


キッチンも含めたオープンなプランは、子どもも親もお互いの気配を感じながら過ごすことができ、料理中でも子どもの様子が見守れて安心できます。さらにオープンキッチンは、親子一緒に料理をしやすいというメリットもあり、料理や後片付けを通じて、気配りや協力することの大切さも伝えられるでしょう。

■リビング階段

子どもと顔を合わせる機会が自然に増える間取り

子どもと顔を合わせる機会が自然に増える間取り


階段へリビング・ダイニングの中から設ける間取りです。外出・帰宅時に必ずリビングを通ることになるので声をかけ合いやすく、挨拶の習慣が付きやすくなります。思春期などコミュニケーションが取りにくい時期でも、子どもの様子が自然に分かり安心感が得られます。

■吹き抜け

違うフロアにいても、吹き抜けが気配をさりげなく伝える

違うフロアにいても、吹き抜けが気配をさりげなく伝える


リビング・ダイニングの上部を吹き抜けにして、上階の空間と緩やかにつなげる方法です。子ども部屋を吹き抜けに隣接させれば、個室にいてもお互いの気配を感じながら過ごすことができます。

■スタディコーナー

吹抜けに面に設けたスタディコーナー。階下の家族とも声をかけ合いやすい

吹抜けに面に設けたスタディコーナー。階下の家族とも声をかけ合いやすい


リビング・ダイニングの近くや吹抜けに面したホールに親子共有のスタディコーナーを設けて、そこで一緒に学んだり、親が仕事や勉強をする姿を見せれば、子どもの知的好奇心を広げるきっかけになるでしょう。子どもが小さいうちは個室を設けず、教科書などの学用品をこのスペースに収納するのもよいと思います。

■子ども専用スペース(キッズリビング)

のびのびと自由に過ごすことで、発想力も育めるだろう

のびのびと自由に過ごすことで、発想力も育めるだろう


おもちゃを存分に広げたり、子どもの作品をたくさん展示できるような子ども専用スペースを、リビング・ダイニング内の一角に設ける間取りもおすすめです。「ここは散らかしっぱなしにしてもOK」と決めれば、ママは片付けの負担が減りますし、子どもはのびのびと楽しく過ごせるでしょう。

収納スペースは多めに設けておこう

リビング・ダイニングで子どもが長い時間を過ごしたり、子ども専用のスペースをつくると、どうしても物が増えて散らかりやすくなります。いつもすっきりとした空間をキープし、突然の来客でもサッと片付けられるように、リビング・ダイニングまわりには多めに収納スペースを設けておきましょう。

扉付きクロゼットなら、来客時にサッと隠せて便利

扉付きクロゼットなら、来客時にサッと隠せて便利


ただ、子どものおもちゃや絵本は大きさがさまざまで色もカラフルなので、きっちりとしまう収納や、見せる収納は意外に難しいのです。 そこでおすすめの収納スペースが、扉付きのクロゼットです。リビング内に設けて、子どもでも出し入れしやすい低めの位置に「おもちゃ専用スペース」をつくれば、「自分で出したモノは自分でしまう」という片付けの習慣もつけやすくなるでしょう。

また、リビング・ダイニング内に段差を設けて、床面を高くした部分の床下を収納空間として活用する方法もあります。広い収納スペースが確保できるので、大きなおもちゃや家族のアルバム、雛人形など季節のアイテムなども無理なく収納できます。

大容量の収納スペースは、モノが増えていく子育て家族に最適!

大容量の収納スペースは、モノが増えていく子育て家族に最適!


希望の暮らしに合せた間取りづくりを!

家族構成やライフスタイルに合わせた間取りがつくれるのは、注文住宅を建てるメリットのひとつといえます。新しい住まいで、子どもとどのような暮らしがしたいのか、またどのような子どもに育てたいのかをしっかりイメージして、それらの希望が実現できるようなリビング・ダイニング、そして住まい全体の間取りを検討してください。

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