30代と40代では家計の変化に合わせて保障を確保したい

世代によって、家計が抱えるリスクは違います。30代、40代の家計にとって必要な保険とは何でしょうか?

世代によって、家計が抱えるリスクは違います。30代、40代の家計にとって必要な保険とは何でしょうか?

30代、40代の保険を考える上で、晩婚化・晩初産化の影響を考慮する必要が。昨今では、30代が家族の「創生期」と言ってもいいでしょう。つまり、30代は結婚・出産で家族ができる、あるいは増えるライフステージということ。マイホーム取得もそろそろ視野に入った頃といえます。一方、40代は子どもは2人目や3人目が誕生して大きくなっていく「成長期」と言えます。マイホームは既に取得しているか、具体的な計画が進んでいる時期でしょう。そして、夫婦の老後も視野に入りつつある頃です。このように、30代も40代もライフイベントの多い年代という共通の特徴がありますが、ライフイベントの中身が違うため、家計管理の状況はやや異なります。

結婚して夫婦(家庭)としての家計管理の基礎固めがスタートする30代。目前の出産・子育て費用、そして、マイホーム取得資金や子どもの教育費などのベースになる貯蓄を計画的にできるような管理術を身に着ける時期です。

40代に入ると、子どもの教育費がかかり出すとともに高校や大学用の教育費作りが目前に迫り、住宅ローンの返済や夫婦の老後資金の準備と、家計管理は30代より数段、厳しさを増しています。

30代と40代の保険の状況は?ミッションは? 

では、30代・40代の保険の状況にスポットを当ててみましょう。30代は保険に入っていないか、入っていてもシングル時代に入った保険ではライフステージが変わった今、内容が合わなくなっている可能性大です。40代はさすがに保険に入っている人が多いですが、マイホーム取得で保険を見直していない、家計が厳しくて保険料負担が重くて何とかしたいなど、保険に何らかの問題が生じている家庭があります。

そして、保険のミッションは――。30代は夫婦が入院したときの備え、死亡したときにパートナーに迷惑をかけないために備えることです。40代は医療保障と死亡保障を適正化して、イザというときにパートナーや子どもたちが困らないように、きちんと備えること。医療保障は生活習慣病やがんへの備えを考える、医療保障が古くて役に立たないようなことがないかの点検が必要です。家計管理が厳しい40代は、保険料負担を軽くする、更新で保険料を増やさないようにすることも大切です。

なお、最近は非婚化も進んでおり、30代はもちろん、40代でもシングルの人が結構います。それぞれ、どんな保険で備えればいいでしょうか?

次のページから、30代・40代の家族持ち、シングルの保険はどうあればいいかを見ていきましょう! まずは、結婚したばかりの30代の死亡保障の確保の仕方です!

取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)

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