冷たい飲み物・食べ物全般(冷たいソフトドリ ンク、かき氷、アイスクリームなど)
夏場に美味しいかき氷ですが、薄毛が気になるならほどほどに
夏が近づき、暑さが増してくるこの頃、特に恋しくなるかき氷、アイスクリームなどの冷たいものは胃の知覚神経に悪い影響を与える……? そのとおり。摂り過ぎは禁物です。そのメカニズムは、甘いもの、塩分過多の食べ物を摂り過ぎたときと同じ。冷たい飲み物や食べ物は、胃の知覚神経を麻痺させ、IGF-Iの減少を招きます。
また、冷たいものの摂り過ぎは満腹感を感じにくくすることが多く、つい食べ過ぎてしまうことも。カロリー過多がメタボ、生活習慣病の原因になるかもしれません。
なお、同じ冷たいものでも、炭酸水やビールは炭酸やホップが胃の知覚神経を刺激するので、むしろ育毛には効果的といえます。ただし、量はほどほどに。飲み過ぎは育毛、発毛を妨げる場合があります。
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IGF-Iは唾液腺でつくられ、唾液腺の機能を活性化して、唾液の分泌を促す性質があります。唾液は味覚の刺激、咀嚼などによって口内に分泌され、胃に入ります。すると唾液は、胃の知覚神経を刺激して満腹感を感じさせると同時に、全身のIGF-Iを増やすという大切な働きをしてくれるのです。しかし、早食いの人は味覚の刺激や咀嚼回数が少ないため、唾液の分泌量も減ってしまいます。つまり、胃の知覚神経を十分に刺激できなくなってしまうため、全身のIGF-Iも増えにくくなる危険が生じます(詳しくは「ドライマウスの人には薄毛が多い?」をご覧ください)。
できるだけゆっくり噛む回数も増やすのが、抜け毛・薄毛予防、育毛・発毛促進には効果的というわけです。「30回噛むのが理想的」などといわれますが、現実問題として会社関係者や友人、恋人と食事を楽しんでいるときに、口に入れたものをいちいち30回も噛むのは難しいかもしれません。そんな場合、「事前にガムを噛む」「トウガラシなど辛いものから食べる」といった方法が唾液を増やすのに有効です。お試しください。