エアコン/エアコンの使い方

エアコン節電対策、ウソorホント!?(2ページ目)

節電が求められる今、エアコンの節電が効果的と言われ取り組んでいる人も多いはず。そこで、よく聞かれるエアコンの節電についての疑問にガイドがお答えします!

執筆者:戸井田 園子

Q:扇風機やサーキュレーターを併用すると節電になる?

A:基本的には節電になりますが、使い方によっては効果がないことも…

エアコンの節電

扇風機の効果は「風を浴びて涼を得る」「空気を循環して温度ムラを無くす」のふたつ

扇風機を併用することで得られる効果は2つ! ひとつは、身体に直接風を当てることで涼を得て体感温度を下げること。その結果、エアコンの温度を1~2℃上げることができ、節電につながります。もうひとつは、空気を循環するサーキュレーターとして使う方法。冷気は下に・暖気は上にたまるため、天井近くに設置されたエアコンは周囲の温度が高いと判断していつまでも冷やし続けてしまいがち。空気を循環することで室内の温度を一定にし、ムダな運転を省くことで節電につながります。


 
エアコンの節電

サーキュレーターは真上を向けて上下の空気を入れ替えることもでき効果的

ここで、気をつけたいのがサーキュレーターとしての使い方。エアコンから吹き出す冷気を効果的に循環させる位置をいかに見つけるかが大きな鍵を握ります。扇風機やサーキュレーターは「背面から空気を吸って前面に吹き出す」という構造をしっかり理解し、冷気をどの方向へ吹き出すのが効果的かを見極めましょう。またサーキュレーターは空気を循環させるため風量が大きいので、天井に向けて上下の空気を入れ替えるのも効果的です。


 
エアコンの節電

エアコンの送風も20Wを切るほど消費電力が少ないので上手に取り入れて!

また、最新の高性能扇風機は消費電力が3W前後まで少なくなり非常に省エネですが、一般的な扇風機は30W前後、サーキュレーターだと50W前後とそれなりに電力を消費します。例えば、空気清浄機の消費電力は弱で10W以下・中で30W前後とかなり省エネ。しかも室内の空気を循環するのが仕事なので、サーキュレーターとして使用するのは効果的と言えます。また、最新の省エネエアコンなら送風20W以下と消費電力が少なくなっているので、扇風機より広範囲に風が届いて快適かもしれません。このように、それぞれの消費電力をしっかり把握して正しく使い分けるのが、賢い使い方と言えるでしょう。

 

参考:扇風機の上手な選び方・使い方

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