資金効率を高めるレバレッジのメリット

レバレッジとは「テコ」のことです。少ない力で重いものを持ち上げるのに用いられるテコですが、それと同じで、FXのレバレッジは、少額資金で大きな取引を可能にします。

現在、国内FXに認められているレバレッジは、最高25倍まで。仮に預けている証拠金の額が10万円だとすると、250万円相当の取引が可能になります。

仮に1ドル=80円の時に、上記の額の証拠金を預け、25倍のレバレッジをかけたとすると、250万円÷80円=3万1250ドル分の米ドルが買えます。そして、1ドル=81円まで円安が進むと、評価額は253万1250円になり、3万1250円の利益が生じます。

預けてある証拠金が10万円で、それに対して3万1250円の利益が生じたわけですから、利益率にすると31.25%にもなります。これが外貨預金だったら、一切レバレッジがかかりませんから、FXと同じ額の為替差益を得ようと思ったら、250万円を預ける必要があります。これだと、同じ3万1250円の為替差益でも、利益率はたったの1.25%になってしまいます。

このように、少額資金でも大きな取引ができ、場合によっては大きな利益率を実現できる資金効率の良さが、レバレッジの一番のメリットなのです。

損失にもレバレッジがかかる点に要注意

このように、利益率を最大化できるのがレバレッジのメリットですが、一方でレバレッジを高めた取引を行うと、損失にもテコがかかってしまうというデメリットがあります。

上記のポジションを持ち、1ドル=80円から79円まで円高が進んだとしましょう。この場合、250万円の元本に対する評価額が246万8750円に目減りしてしまいます。評価損の額は3万1250円です。ということは、預けた証拠金10万円に対する損失率は、31.25%にもなります。わずか1円、円高が進んだだけで、証拠金に対して31.25%ものマイナスを被ることになるのです。

FXの場合、レバレッジをまったくかけずに取引することもできますし、逆に最高25倍までレバレッジを高めることができます。0~25倍の範囲内で、自分自身が負えるリスクに見合ったレバレッジを選ぶようにしてください。


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