他の外貨投資商品との違いは?

FXとは、為替関係者の間では「Foreign Exchange(外国為替)」の略称ですが、一般的には「外国為替証拠金取引」という、外貨投資商品のことを指しています。

外貨投資商品には外貨預金、外貨MMF、外貨建て債券など、さまざまなものがありますが、FXは、これらとまったく異なる商品性を持っています。外貨預金、外貨MMF、外貨建て債券は、外貨建ての預金、MMF、債券であり、それらを通じて外貨に投資する場合は、基本的に手持ちの円を売り、外貨を購入したうえで、これらの金融商品に投資するという流れになります。

これに対してFXは、通貨そのものを売買する形になります。預金でもなければMMFでもなく、あくまでも円を売って米ドルを買う、あるいは米ドルを売ってユーロを買うというように、異なる2つの通貨のうち、一方を売って、もう一方を買うという取引が行われます。言い換えると、通貨そのものを売買することになります。

円高局面でもはじめやすいFX

より具体的に説明してみましょう。

たとえば外貨預金にお金を預ける場合、まずは手持ちの円を売って外貨を買います。仮に1ドル=90円で、1万ドルの外貨預金を作成しようとしたら、1万ドル×90円=90万円の資金が必要になります。外貨預金、外貨MMF、外貨建て外債といった外貨建て金融商品は、あくまでも外貨を買うところから、取引をスタートさせなければなりません。

これに対してFXは、「証拠金」という担保をFX取扱会社に預けてさえおけば、どの通貨を買うのも、あるいは円を売って外貨を買うのも自由に行うことができます。基本的に外貨建て金融商品は外貨を買うことから取引をスタートさせるため、円高局面では為替差損が生じてしまうのですが、FXの場合、円高局面でも円を売っておけば、為替差益を得ることができるのです。

しかも、FX取扱会社に預ける証拠金は、取引する外貨に対して5%程度を預ければ取引できます。仮に1ドル=90円で1万ドルの外貨を取引する際に必要な証拠金は、90万円の5%に相当する、4万5000円で済みます。

このように、少額資金で取引できることに加え、為替手数料などのコストが割安であること、ほぼ24時間いつでも売買できること、などのメリットが、FXにはあるのです。

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