夏の庭
私は、「夏の庭」(湯本香樹実 著)を、絆を感じられる本としてお薦めします。老人と子供達とのひと夏の交流を描いた児童文学で、世界各国でも翻訳出版され映画や舞台にもなった作品です。
人との絆を失った老人が、子供達と新たな絆を構築していく様子は、家族や恋人との絆の描かれかたとはまた違ったかたちの感動を与えてくれます。
「死」というテーマを扱いながらも読後感は爽やかで温かく、子供にも大人にも薦めやすいと思います。私も中学の時にはじめて読んで、大人になってから新鮮な気持ちで読み直しました。
老人と子供達とのひと夏の交流を描いた児童文学「夏の庭」は、死というテーマを扱いながらも読後感は爽やかで温かい作品です。