住友林業は木造住宅のトップハウスメーカー。特に住宅の主な構造材となる木についての知識やノウハウを数多く蓄積している企業であり、その内容は展示場のモデルハウスなどでは十分に理解することが難しいと思われます。そこで住友林業の特徴的な取り組みに、そうした要素を一堂に集めた「住まい博」というイベントを行っていることがあります。

住友林業についてよりよく理解するためのポイント

  • 住まい博
  • 新築住宅、施工現場見学会
  • テクノロジー&プロト展示場
住友林業と、プレハブ系ハウスメーカーの違いを一言で表現するなら、それは大規模な生産施設を持たないということになります。ですから、住友林業では彼らが行う「工場見学会」を実施しません。ですから、それを補うかたちの仕組みが必要となります。

住まい博

2012年2月に首都圏で行われた「住まい博」には、住友林業イチオシの「ビッグフレーム構法」の実物大構造躯体が展示されていた(クリックすると拡大します)

それが「住まい博」というイベントです。首都圏や名古屋圏、大阪圏では大規模な会場、例えば首都圏ですと東京ビッグサイトや幕張メッセなどを借り切って実施されます。また、それら以外の地域では営業所単位に「ミニ住まい博」が開催されています。

大都市圏の「住まい博」が行われるのは、時期によって様々ですが、ここではこのうち首都圏の「住まい博」を事例にその内容をご紹介します。一言でいうと、住友林業の住まいづくりや事業の全てがわかるイベントです。

特に目に付くのが実物大の構造躯体の展示。2012年に行われた首都圏の「住まい博」(会場は幕張メッセ)では、現在同社イチオシの「ビッグフレーム(BF)構法」の構造躯体が、会場の一番目立つ場所に展示されていました。

BF構法というのは大断面集成柱「ビッグコラム」と専用の接合金物を採用した構造。高い耐震性を確保しながら通し柱を必要としないため、敷地対応力が高く柱や壁のない大空間が実現できるのが特徴です。このように書いてしまうと簡単なのですが、やはり実際にその構造体を間近にみることでその特徴がよくわかるのです。

上質な街づくり事例から住まいづくりのヒントを得る

もちろん、主力である木造軸組工法(マルチバランス構法)ツーバイフォー構法に関する展示も行われていました。今後、普及が進むスマートハウス仕様の「Smart Solabo(スマートソラボ)」の新商品発表会もこの場で行われました。

テクノロジー展示場

ハウジングプラザ瀬田(東京都世田谷区)にある「東京テクノロジー展示場」の様子。外観だけでも構造体が見て取れる(クリックすると拡大します)

住友林業はリフォーム事業(住友林業ホームテックという会社が担当)にも積極的に取り組んでいます。その事業については最新の耐震補強の技術も紹介。また、同社には外構事業(植樹など住宅の外回り)を担当する住友林業緑化などの取り組み事例も確認できます。

さて、このようなイベントで構造や技術、事業の姿勢や考え方を理解した上で、実際の住まいづくりの様子や出来上がった建物を見学するのが、住友林業を依頼先として選択する上で重要なステップになるのだと思います。

近年、同社では分譲住宅事業に着手し、都市部を中心に供給戸数を増やしています。それらの物件を見学するのもいい方法であると思います。また、常時行われているイベントとしては他のハウスメーカーと同様に「バス見学会」があります。

これらのイベントを一通り経験することは、住友林業の特徴はもちろん、今後の住まいづくりにおいて貴重な知識を得ることにつながりますから、ぜひ活用していただきたいとおもうのです。

ところで、住友林業では最近、総合住宅展示場でもユニークなモデルハウスを建てています。それは「テクノロジー展示場」と「プロト展示場」。前者は住まいづくりの技術、後者は住友林業が得意とする「木質感」にこだわったモデルハウスです。

首都圏や中部圏、近畿圏など各エリアに1ヵ所ずつ設けられていますので、住友林業の住まいづくりをよく知りたい方には従来以上に便利になるはずです。


■住友林業のほかの記事も読む
〈特徴〉 木を良く知る木造住宅のトップランナー
〈耐震〉 三つの構造で木造住宅の耐震をリード
〈環境〉 300年以上にわたる環境保全の実績
〈商品〉 木質感あふれる住まいづくりが魅力
〈見どころ〉 家づくりの全てが集まる「住まい博」を開催(本記事)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。