これからに注目したいノートカバーの可能性

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中村文具店の「A5ノートカバー+α」。革7色とステッチ10色から選べるセミオーダーメイド。3万6750円

ここ数年で手帳カバーは製品数も増え、バリエーションも豊富になりました。特に純正品を選ばなくても、手帳とカバーを好きに組み合わせて使う事も一般的になってきました。カバーと手帳を組み合わせることで、カスタマイズの幅も広がっています。手帳を自分好みのスタイルに仕上げるのに、カバーは重要なアイテムです。

ところが、ノートカバーはまだ一般的になったとは言えません。ノートにカバーを付けて使うということ自体、まだそれほど普及した使い方ではありませんし、それ以前に、ノートカバーは手帳カバーに比べれば圧倒的に製品数も多くありません。
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内部は細かいスリーブやポケットが満載。A5サイズのノートを中心に、ノート周辺の文房具を収納できる

しかし、手帳がスケジュール管理のためだけに使われるものでは無くなって、個々人が自分なりの使い方を始めた昨今、「その使い方なら、ノートの方がいいんじゃない」というような使われ方も増えています。そういう時に良いノートカバーがあれば、手帳とノートの二冊持ちの便利さが広がるのではないでしょうか。その一環としてガイド納富が考案したスーパークラシックの「NoteMe」が、ミニマムなスタイルを徹底したノートカバーと言えるなら、今回紹介する、文房具女子さん考案の中村文具店「A5ノートカバー+α」は、その対極、全部入りのノートカバーと言えるでしょう。


次のページでは機能性を紹介します。

ノートに必要な文房具は全部入れられる構造

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こんな風にノートと筆記具の他、付箋やハサミ、定規、手帳など、たっぷりと収納できる

この「A5ノートカバー+α」は、A5ノートを一冊と、筆記具、ハサミ、定規、封筒、切手、手帳、名刺、付箋、両面シール、メモ帳といった、ノートに付随する物、紙物全般をまとめて収納して持ち歩ける、道具箱のようなノートカバーです。それでいて、ちゃんと薄く収まるように作られていて、厚みが出るようなグッズ、例えば消しゴムとかカッターナイフは、入れようと思えば入れられるけれど、無理に入れる事はないよね、といった感じに割り切られていて、そのバランスがとても良い感じです。
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左側は大きな書類ポケットの上に、ハサミや付箋などの専用スペースを用意。サイズにゆとりがあるので汎用性は高い

カバーを開くと、左側が文具類を収納するスペース、右側にノートと分かれていて、ノートを取る際に文具類が邪魔にならない構造。左側のスリーブ類は比較的厚みがある物も収納できる設計になっているため、基本的にはノートは右側、つまり表面だけを使い、裏側は使わないスタイル。もっとも下敷きを使えば裏側も書けるので、そのあたりは使う人の好みに合わせてアレンジできます。
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ノートの下には、封筒やカードを入れるスペースを用意。平たくなるように作られているのでノートへの筆記時にも邪魔にならない

ノート下に物を入れると、文字が書きにくくなるため、そこは平らに保ちたい所ですが、そのスペースも無駄にしていません。ノートの下には、封筒や名刺、切手などの薄い紙物を入れるスペースを用意。ノートと同時に、封筒や切手といった手紙関係のアイテムを収納可能。これは、旅先に持っていったり、出張先で使う事を考えると、これはかなり有用。またノートで使いたい文具と手紙で使いたい文具は、ほぼ被るので、まとめておいた方が効率的です。


まだまだある隠れた機能

細部の工夫はノートを使い慣れているユーザーだからこそ

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書類ポケットの裏側にはボールペンのリフィルを入れておく隠しポケットも用意

例えば、右側の文具入れの裏側に、ボールペンなどのリフィル(替え芯)を入れるための隠しポケットがあったり、ペン挿しはクリップ部分を差し込む構造にしてあるため、ペンの太さを問わず収納できます。また、深めのマチで分厚いノートも問題ありませんし、加えて小さな物が挟めるスペースも確保したりと、実際にノートを普段から使っている人ならではの配慮が至る所に感じられます。それでいて、盛り込み過ぎにはならないように注意している感じは、自分が使うシーンをハッキリと想定してシビアに機能を取捨選択している事が伝わります。
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切手用のポケットは中央に穴が空いていて、中の物をスムーズに出し入れ可能

ガイド納富の「こだわりチェック」

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ノートはA5サイズであればリングノートにも対応する。左側のページが書きにくいので、表だけを使うタイプのノートにぴったりのカバーなのだ

ノートカバーは、基本的にはノートと何かを一緒に持ち歩くためのツールです。こちらの「A5ノートカバー+α」は、ノートを中心とした紙物とそれらを扱うための文房具をセットにして持ち歩くためのもの。そんな風に、ノートに何をプラスしたいかがノートカバーの肝になります。もう一つのノートカバーの名作、五十音の「ごらん」も、ノートを二冊(書き用と見せ用)と筆記具二本を持ち歩くという明確なコンセプト。そこが明確である事が、現在の所、良いノートカバーの条件だと言えます。それは、ノートにカバーを付ける意味が、そういう事だからです。
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沢山の文房具やノートを入れても、薄くまとまるのも魅力。フラップ部分を曲線にすることで革の端が捲れ上がる事を防ぐなど、革小物としての完成度も高い

そして、これはもしかしたら偶然かもしれませんが、現在の所、ノートカバーの名品は、どれも革製。しかも、この「A5ノートカバー+α」のように、とても良い革、しかも経年変化する革を使っています(育つのがとても早い革で、2週間くらいでも変化が分かります)。

ノートは、情報を蓄積していく物。それだけに、カバーにも仕様年月が積み重なるタイプの素材が似合います。また、ノートの規格は標準というか、A5なんて規格が無くなるとは思いにくいので、相当長い時間使い続けられます。つまり、良い革であれば、自分の子供や孫に受け継がせる事もできます。ガイド納富は、そうやって親父とかから貰ったものは嬉しいし、自分でも長く使いたいと思います。中村文具店にも、孫に渡す事を前提に、名字だけを入れてくれと名入れサービス(押し型のアルファベット大文字、無料)で名字を入れた方がいらっしゃったそうです。

【関連リンク】
中村文具店「A5ノートカバー+α」の購入はこちらから。革の色、ステッチの色を選ぶ事もできます。
文房具女子の「A5ノートカバー+α」についてのブログ記事
ガイド納富考案、スーパークラシックの「NoteMe」はこちら
五十音「ごらん」を紹介したガイド記事はこちら

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