3月株主優待銘柄の投資戦略

3月は1年で最も株主優待銘柄が多い月です。3月は多くの個人投資家がお目当ての株主優待を手に入れようと株式を買う月とも言えるのではないでしょうか。実際株主優待目的で株式投資を行う個人投資家も増えており、そういった個人投資家に株式を保有してもらいたい会社が新たに株主優待制度を導入するケースも増えています、そのため現在、全上場企業数に対する優待実施率は約28.5%と過去最高となっています。

そこで株主優待銘柄の投資戦略について考えてみたいと思います。
今回は下記の条件で検証を行いました。

検証条件
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対象銘柄:3月株主優待銘柄のうち、最低投資金額20万円以下の326銘柄

買い条件:3月1日の翌営業日に買い

売り条件:エントリーした日から22日目に売り

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個人投資家にとって買いやすい金額(20万円以下)で株主優待を実施している銘柄を3月初めに買い、権利落ち前に売却するとどのようになるか調べることで3月の株主優待銘柄の株価に何らかの傾向が見られないか調べてみました。検証結果は、以下の通りです。

3月株主優待銘柄の検証結果

システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人


勝率: 60.71 %
勝ち数: 51 回
負け数: 33 回
引き分け数: 11 回

平均損益(円): 1,051 円  平均損益(率): 6.26 %
平均利益(円): 3,334 円  平均利益(率): 19.92 %
平均損失(円): -2,125 円  平均損失(率): -12.76 %

プロフィットファクター: 2.424
平均保持日数: 22.32 日


勝率が60%、平均損益が6.26%と好成績となっています。この検証結果から考えると、株主優待銘柄を3月初めに買って権利落ち直前で売るといった戦略は、統計的にある程度有効だといえるのではないでしょうか。

次にこの戦略で成績が良かった銘柄の一覧を確認してみましょう。
勝率が高い順に並んでいるので、ぜひ参考にしてみると良いかもしれません。

3月株主優待銘柄一覧

システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人


成績上位の銘柄から特長のある銘柄を調べると

・5234 (株)デイ・シイ (ギフト券)
・5121 藤倉ゴム工業(株) (優待割引券)
・6926  岡谷電機産業(株) (おこめギフト券)

といった銘柄が上位にランクインしていました。優待割引やギフト券を提供している銘柄が、こういった戦略に適している可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

株主優待は株式を購入したらすぐにもらえる、というわけではありません。株主優待を受け取るには企業が優待の対象として定める株式数を、優待を割り当てる基準日に保有していることで初めて優待を貰う権利が発生します。そのため3月月初から権利確定日にかけて株主優待を手に入れたい個人投資家が株式を買って来やすい時期ですので、今回のように月初から権利確定日直前まで株価が上がりやすい傾向にあると言えるでしょう。ぜひ株主優待銘柄の株価動向に注目してみてください。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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