離婚/離婚関連情報

「友達みたいな夫婦」が離婚の危機に直面する瞬間(2ページ目)

友達みたいに仲良しの夫婦でも、あるとき急に離婚してしまうケースもあります。どんなときに離婚の危機が訪れるのか、また、どうしたら離婚の危機を回避できるのかを考えてみましょう!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

感謝の気持ちはできるだけ具体的に伝えて

離婚の危機

恋愛を経て結婚をした頃の熱い気持ちや思い出をひとつずつよみがえらせることが離婚回避につながるケースはよくあります

離婚の危機を防ぐには、とにかく「夫婦間のコミュニケーションを密にすること」が第一です。とくにおすすめしたいのが、相手に感謝の気持ちを伝えるというもの。ですが、実際に夫婦間であえて言葉にして感謝の気持ちを伝えるのは照れくさいし、恥ずかしいと思う人もいるでしょう。まして友達夫婦の場合、日頃からふたりの距離が近いため、余計にためらってしまうかもしれません。

ですが、夫婦の絆を強固なものにするためには、感謝の気持ちをしっかりと言葉にして伝える必要があります。そして相手の心により深く想いを届けるためには、単に「ありがとう」というよりも、もっと効果的な方法があります。それが、「感謝している事柄をできるだけ具体的に伝える」という方法です。

たとえば、生活費の大半を夫に稼いでもらっているならば、「あなたが毎月ちゃんと働いてくれているからこそ、今夜もこうしておいしいものが食べられるのね。ありがとう」でOK。また、子煩悩な夫に対しては、「いつも子どもとしっかり向き合ってくれているから、素直な子に育ったのね。ありがとう」というように、「~だから、ありがとう」「~してくれて、ありがとう」というように、相手にどのような点で感謝しているのかを伝えるようにします。

すると、相手にも「自分は家族にとって役に立っているんだ」という自覚が改めて生まれ、夫婦を大切にしようという気持ちに向かうのです。

 

友達夫婦だからこそできる「離婚防止策」とは?

また、もしも「もうこんな人とは暮らしていかれない」「同じ家に住んでいるのも耐え難い」と思い詰めてしまったときに、離婚を思いとどまらせる方法もあります。それは、「パートナーと出会ってからの思い出を整理する」というシンプルな方法です。

交際をしているとき、結婚を決めたとき、新婚生活のとき……友達夫婦だからこそ、ほかの夫婦にはない楽しかった思い出がたくさんあるはずです。同じ目線で笑ったこと、小さなケンカをしたこと、仲直りしたこと……など、ふたりにしか思い出せない出来事がたくさんあるはずです。

そんな思い出をひとつずつ丁寧に思い出していくことで、それらが自分たち夫婦の歴史の大事な一部になっているということを意識しましょう。

その次に「もしも、このまま別れてしまったら、これからは別々の歴史をお互いにつくっていかなければならないんだ」と考えてみてください。そこで「さびしい」と思えるなら、修復の可能性は高いです。自分の気持ちに素直になりましょう。「お互いに幸せになるためには別の道がある」と思うなら、納得のいくまで話し合って新しい道を選べばいいのです。


友達夫婦だからこそ、ほかの夫婦には真似のできない強いつながりや一体感があるはずで、だからこそ離婚をしてしまうのはとてももったいないことです。また、友達夫婦にしかできない解決法もまだまだあるはずです。一過性の感情で離婚を決めてしまう前に、お互いの幸せのためにもう一度よく話し合ってみることをおすすめします。


 
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