2012年に期待できる投資戦略とは?

2011年は震災や超円高、ユーロ危機など国内、国外で厳しい経済環境が続き、投資家にとって厳しい年となりました。ちょうど今の株式市場を振り返ると、まさに米国における1929年の大恐慌と同じような状況になりつつあるのではないでしょうか。こうお話しすると先行き暗くなってしまいますが、実は大恐慌のような時期にこそ有効な投資戦略があります。その投資戦略とは[低位株投資」です。低位株とは株価が5円とか30円とか言うように株価そのものが低い株式を表します。大恐慌時には多くの企業業績が悪化し、倒産スレスレの状態でなんとか保っているような企業も増えてきます。そういった株価が10円、30円といった倒産スレスレの銘柄に投資して、倒産しなかった場合に株価が大きく上昇するのを見越して投資するのが「低位株投資」になります。そこで低位株投資がどれくらい有効かを調べる上で下記の条件で検証を行いました。

買い条件

・株価が50円以下

売り条件
・株価が200円以上

株価50円以下の銘柄を全て買って、株価が200円を超えたら売却するといったことを検証することで低位株投資の優位性がどの程度あるか調べてみました。検証結果は以下のとおりです。

低位株戦略の検証結果

システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人


勝率: 57.93 %
勝ち数: 380 回
負け数: 276 回
引き分け数: 11 回

平均損益(円): 206,999 円  平均損益(率): 103.50 %
平均利益(円): 462,731 円  平均利益(率): 231.37 %
平均損失(円): -136,846 円  平均損失(率): -68.42 %

合計損益(円): 138,068,497 円  合計損益(率): 69,034.27 %
合計利益(円): 175,837,876 円  合計利益(率): 87,919.01 %
合計損失(円): -37,769,379 円  合計損失(率): -18,884.74 %

プロフィットファクター(総利益÷総損失): 4.656
平均保持日数: 847.53 日

勝率が57%、平均損益率が103%、プロフィットファクターが4.6と、かなりリスクに対してリターンの割合が大きいといった結果になりました。この結果を見るだけで低位株投資の優位性が分かると思います。

低位株投資の注意点

このように統計的に有効性がある低位株投資ですが、注意しておくべき点があります。ポイントは少額で出来るだけ多くの銘柄に分散して投資するということです。検証結果から見ると勝率が57%と言うことは負ける確率は43%あるということを考えれば分かりますが、約4割程度の銘柄はそのまま倒産してしまいます。株価が50円以下と言う倒産リスクの高い銘柄に投資するわけですから、仮に1、2銘柄に集中して投資してしまうとその銘柄がそのまま倒産してしまい資金はゼロになってしまう可能性があります。そのため1銘柄当たりの投資金額を小さくし出来るだけ分散して投資することが低位株投資のポイントなのです。

現在のような不況期には案外潰れそうにない低位株もたくさん存在します。そういった銘柄を少しずつたくさんに分散投資することで不況期を脱した際に大きなリターンが見込めそうです。2012年の投資戦略としてぜひ考えてみてください。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。