薬膳料理/秋の薬膳・薬膳レシピ (冷え・乾燥対策)

【白い食材でカラダを潤す薬膳レシピ】レンコン甘酒

秋色が日増しに深まる今日この頃……。同時に外気の乾燥によるノドの痛みや、咳などのトラブルも多くなってきます。漢方では秋の五色は「白」。白い食材にはカラダを潤す食材が多いのですが、今回は白い野菜でつくるドリンクをご紹介します。

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

秋の薬膳養生法は「乾燥を防ぎ、潤い美人になろう!~秋の薬膳~」でもご紹介しましたが、今回は「白い食材」をテーマに、秋の薬膳ドリンクを作ってみました!まず、今回ピックアップした白い食材のオススメポイントから参りましょう。

レンコン甘酒

秋の乾燥対策は「レンコン甘酒」で決まり♪


■レンコン

レンコン

レンコンは余すところのない食材

甘味で寒性。のどの渇きをいやし、呼吸器の機能を高め、水分を補う働きがある。熱を冷まし、止血作用や血行浄化作用がある。加熱すると胃腸の働きを高め、下痢を止める効果も。レンコンの節や実、葉などは生薬で、捨てるところがない食材の一つ。




■酒粕

酒粕

板状だけでなく、最近はパック詰めも

辛甘味で温性。生命パワーの源である気を補い、血液の循環を良くする働きがある。お腹を温め、冷えを緩和する効果も期待できる。ちなみに酒粕からできる日本酒などには、五臓を温め、気血のめぐりを促進する作用がある。
 

のどを潤して血行にもいい「レンコン甘酒」 

今回は、なんといっても「レンコン」「甘酒」の白い食材のダブル使いがポイント! なおレンコンの絞りかすはハンバーグや団子の具としても使えるので、捨てずに活用くださいね。
 

「レンコン甘酒」の材料

 <材料>2人分

酒粕……20g
レンコンのおろし汁……50cc
しょうがのすりおろし汁……少々
砂糖……大さじ1
水……200cc
 

「レンコン甘酒」の作り方

1 鍋に酒粕と水をいれ、10分ほどおいてふやかす。
2 砂糖を加えて火にかけ、なめらかになるまで煮込む。
3 レンコン汁を加え、沸騰直前で火を止める。器に移し、しょうが汁を加える。
 

「レンコン甘酒」のポイント 

風味がいいので、しょうが汁は飲む直前にいれましょう。 余ったら冷蔵庫で1~2日保存できますが、必ず温めなおしてから飲むのがオススメ。カラダが温まり、血行もよくなりますよ。

なお、カラダを潤す白い食材はまだまだあります。白い野菜でつくるドリンク<その2>で紹介しますので、お楽しみに……!
 

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